春風亭昇乃進

春風亭昇乃進について

春風亭昇乃進（しゅんぷうてい しょうのしん）は、1967年4月6日生まれの落語家であり、落語芸術協会に所属しています。本名は山上透（やまかみ とおる）です。

経歴の始まり

昇乃進は1992年に5代目春風亭柳昇に弟子入りし、芸名として「柳花」を名乗りました。彼の落語家としてのキャリアはここから始まります。その後、1997年に二ツ目に昇進し、改名をし現在の名前に至りました。2003年7月、師匠である柳昇が他界したことを受けて、春風亭柳之助や春風亭鹿の子と共に、9代目春風亭小柳枝の門下へ移籍しました。2006年には、再び柳之助や瀧川鯉朝と共に真打に昇進し、落語家として確固たる地位を築いていきます。

出身と教育

長野県下高井郡山ノ内町で生まれ育った昇乃進は、須坂高等学校を卒業後、東海大学の文学部広報学科に進学しました。在学中は陸上部に所属し、中学時代には走り幅跳び、高校では三段跳びで県大会に入賞した経験があります。大学では落語研究会に参加し、さまざまなタイトルを獲得しました。

現在の活動

升乃進は新作落語を得意とする一方で、真打ち昇進以降は古典落語にも力を入れ、二刀流のスタンスをとっています。彼の主な新作落語には、「おはよう宝くじ」、「ランニングハイ」、「異国人食堂」があります。彼の独自のスタイルや創作物は、多くのファンに愛されています。

趣味と関係者

昇乃進の趣味には作詞作曲、タップダンス、映画鑑賞などが含まれ、多才な一面を持っています。また、彼と同じ出身地である山ノ内町の有名人に、芸人の清水アキラがいます。

落語界での受賞歴

昇乃進は、落語界でも輝かしい成績を収めています。代表的な受賞歴には以下のものがあります。

• - 1989年2月：テレビ朝日「第1回プレ・ステージ杯」優勝
• - 1989年8月：信越放送「落研選手権」優勝
• - 1989年9月：テレビ朝日「第3回プレ・ステージ杯」準優勝
• - 1993年8月：潮出版社「新作台本コンクール」最優秀賞

結び

春風亭昇乃進は、学業で得た知識を基に落語家としてのキャリアを築き上げてきた実力派であり、新しい風を吹き込む存在として、これからも多くの人々を笑わせていくことでしょう。彼の活動に注目し、その新作落語を楽しみつつ、今後の成長を見守りましょう。

もう一度検索