映画『昭和残侠伝 一匹狼』について
『
昭和残侠伝 一匹狼』は、
1966年7月9日に公開された日本の
映画です。
東映が製作し、
佐伯清が監督を務めました。主演は
高倉健で、
昭和残侠伝シリーズの第3作にあたります。
ストーリー
物語の舞台は
昭和初期。関東島津組の武井繁次郎は、刺客である桂木竜三によって親分を殺害されます。復讐を誓った繁次郎は、敵対する弁天一家の親分を殺害し、4年もの間、刑務所に入ることになります。出所後、彼は復讐を遂げようとしますが、さまざまな出来事が彼の心を揺さぶります。義理と人情の間で葛藤しながらも、自らの信念を貫こうとする姿が描かれています。
スタッフ
監督:
佐伯清
脚本:松本功、
山本英明
企画:
俊藤浩滋、吉田達
助監督:
山口和彦
撮影:星島一郎
音楽:
菊池俊輔
美術:藤田博
録音:加瀬寿士
照明:桑名史郎
編集:長沢嘉樹
キャスト
武井繁次郎:
高倉健
桂木美恵:藤純子
秋津加代:
扇千景
ネコ:
曽根晴美
浜田勇吉:
御木本伸介
磯吉:沢彰謙
竜巻の寅:
佐藤京一
木崎:高木二朗
源治:
ミスター珍
ホラ留:
潮健児
弁慶松:
小島慶四郎
高岡:
杉義一
仙太:
大前均
文治:北山達也
五月不二子:
雪代敬子
西川:
河合絃司
医師:片山滉
中村菊之丞:加賀屋玉之助
サンマの勝:
佐藤晟也
彦造:藤山竜一
鮫平:北川恵一
弁天一家幹部:
日尾孝司
仲買:
岡野耕作
網元:小塚十紀雄
網子:須賀良
忠一:山之内修
賭場の壷振り:
伊達弘
象潟署の巡査:北峰有二
古山:久保一
飯塚:志摩栄
幸平:土山登士幸
利助:菅原壮男
清七:
山浦栄
加藤:
佐川二郎
網子:沢田浩二
銀五郎の妾:
伊藤慶子
弁天一家幹部:
水城一狼
賭場の男:
五野上力
網元:山田甲一
民雄:松平峯夫
川崎銀五郎:
河津清三郎
本間昌作:
中村竹弥
秋津政太郎:
島田正吾
桂木竜三:
池部良
* 賭場の男:
[泉福之助]
作品の特徴
本作は、
高倉健の魅力が最大限に引き出された作品として知られています。彼の寡黙で硬派な演技は、多くの観客を魅了しました。また、藤純子や
池部良など、豪華な俳優陣の共演も見どころの一つです。
昭和初期の雰囲気を再現した美術や、
菊池俊輔による音楽も、作品を盛り上げています。
シリーズについて
『
昭和残侠伝』シリーズは、任侠
映画の代表的な作品群として、多くのファンに支持されています。その中でも本作は、特に人気の高い作品の一つです。男たちの友情や裏切り、そして義理人情を描いたドラマは、時代を超えて観る者の心を揺さぶります。