五野上力

五野上力（ごのうえ りき、1935年4月4日 - ）は、日本の俳優です。宮城県出身で、本名および旧芸名は斎藤力。また、斉藤力、五之上力、五ノ上力という別名でも活動していました。

主に東映作品を中心とした映画やテレビドラマで活躍し、そのキャリアは多岐にわたります。特に刑事役や悪役としての出演が多く、その強烈な印象で観客を魅了しました。

映画出演

五野上力は数多くの映画に出演しており、そのほとんどが東映作品です。以下に代表的な作品を挙げます。

昭和残侠伝シリーズ
『昭和残侠伝 一匹狼』（1966年） - 木崎の仔分
『昭和残侠伝 死んで貰います』（1970年） - 寺田組仔分

その他東映作品
『博徒解散式』（1968年）
『陸軍諜報33』（1968年） - 憲兵下士官
『妖艶毒婦伝 お勝兇状旅』（1969年） - 野田藤吉
『超高層のあけぼの』（1969年） - 工務課員
『日本暴力団 組長と刺客』（1969年）
『血染の代紋』（1970年）
『日本ダービー 勝負』（1970年）
やくざ刑事シリーズ（1970年）
『やくざ刑事』
『やくざ刑事 マリファナ密売組織』
『最後の特攻隊』（1970年）
『現代やくざ 盃返します』（1971年） - 組員
『セックス喜劇 鼻血ブー』（1971年） - トラックの運転手
『暴力団再武装』（1971年） - 根岸
『ギャング対ギャング　赤と黒のブルース』（1972年） - 古川
『現代やくざ 人斬り与太』（1972年） - 三人組
女囚さそりシリーズ
『女囚701号/さそり|女囚701号_さそり』（1972年） - 警視庁巡査
『女囚さそり 第41雑居房』（1972年） - 看守
『女囚さそり けもの部屋』（1973年） - 刑事
『女囚さそり 701号怨み節』（1973年） - 刑事
『新・女囚さそり 701号』（1976年） - 高田刑事
『やくざと抗争』（1972年）
『やくざと抗争 実録安藤組』（1973年） - 警官
『実録 私設銀座警察』（1973年） - 刑事
『海軍横須賀刑務所』（1973年）
『実録安藤組 襲撃篇』（1973年） - 検問の警官
『暴力街』（1974年）
『仁義の墓場』（1975年）
『若い貴族たち 13階段のマキ』（1975年） - 牧師
『大脱獄』（1975年） - 看守
『新幹線大爆破』（1975年） - 上野刑事
トラック野郎シリーズ
『トラック野郎・御意見無用』（1975年） - 運転手
『トラック野郎・度胸一番星』（1977年） - 警官班長
『実録三億円事件 時効成立』（1975年） - 刑事
『横浜暗黒街 マシンガンの竜』（1976年）
『暴力教室』（1976年） - 取調官
『男組 少年刑務所』（1976年） - 看守
『爆発! 750cc族』（1976年） - 刑事
『安藤昇のわが逃亡とSEXの記録』（1976年） - 刑事
『犬神の悪霊』（1977年）
『人間の証明』（1977年） - 刑事
『野性の証明』（1978年） - 宮野署刑事
その他
『復活の日』（1980年、東宝） - 隊員
『二百三高地』（1980年）
『さらば、わが友 実録大物死刑囚たち』（1980年） - 新聞記者
『道頓堀川』（1982年、松竹）
『誘拐報道』（1982年）
『日本海大海戦 海ゆかば』（1983年）
『天国の駅 HEAVEN STATION』（1984年） - 田辺刑事
『玄海つれづれ節』（1986年） - 消防署員
『オルゴール』（1989年）
『ふうせん』（1990年） - 世話人

テレビドラマ出演

テレビドラマでは、日本テレビ、TBS、フジテレビ、テレビ朝日、テレビ東京など、各局の様々な作品に出演しています。

日本テレビ (NTV)
『ゴールドアイ』（1970年）
『超人バロム・1』（1972年、YTV） - 警官
『大激闘マッドポリス'80』（1980年）
火曜サスペンス劇場
多数の作品に出演
弁護士・高林鮎子シリーズ
『寝台特急あさかぜ4号殺人風景』（1986年）
『信州飯田線殺意の天竜峡』（1988年） - 木内刑事
その他多数
監察医・室生亜季子シリーズ
『歩き出した白骨死体』（1986年） - 北川秀夫
その他多数
『女動物医事件簿』（1991年）
『当番弁護士』（1995年）
『木曜スペシャル』（1983年）
『星雲仮面マシンマン』（1984年） - 刑事
『水曜グランドロマン』（1989年）
TBS
『東芝日曜劇場』（1964年）
『キャプテンウルトラ』（1967年）
キイハンター
多数の回に出演
アイフル大作戦
多数の回に出演
『刑事くん』（1973年）
バーディ大作戦
多数の回に出演
Gメン'75
多数の回に出演
『宇宙鉄人キョーダイン』（1976年、MBS）
『人間の証明』（1978年、MBS）
仮面ライダーシリーズ（MBS）
多数の作品に出演
『ザ・サスペンス』（1982年）
『Gメン'82』（1982年）
『スーパーポリス』（1985年）
『赤い秘密』（1985年）
『ポニーテールはふり向かない』（1986年）
『向田邦子新春スペシャル 男どき女どき』（1988年）
HOTEL
シリーズ、スペシャルに出演
フジテレビ (CX)
『新宿警察』（1975年）
『騎馬奉行』（1979 - 1980年）
東映不思議コメディーシリーズ
『ロボット8ちゃん』（1981年）
『バッテンロボ丸』（1983年）
『おもいっきり探偵団 覇悪怒組』（1987年）
『不思議少女ナイルなトトメス』（1991年）
『ザ・ヤジキタ 菊と葵と猫の目と』（1982年）
『関西テレビ開局25周年記念 吉田茂』（1983年、KTV）
『ライオン午後のサスペンス』（1984年）
金曜女のドラマスペシャル
多数の作品に出演
スケバン刑事シリーズ
多数の作品に出演
男と女のミステリー
多数の作品に出演
世にも奇妙な物語
多数の作品に出演
『終戦45年ドラマスペシャル 白旗の少女』（1990年）
『現代推理サスペンス 夢見る女刑事』（1990年、KTV）
テレビ朝日 (ANB/EX)
『ゼロ戦黒雲隊』（1964 - 1965年）
『悪魔くん』（1966 - 1967年）
『ジャイアントロボ』（1967 - 1968年）
『忍者ハットリくん+忍者怪獣ジッポウ』（1967年）
『河童の三平 妖怪大作戦』（1969年）
仮面ライダーシリーズ（MBS）
多数の作品に出演
非情のライセンス
多数の回に出演
『燃える捜査網』（1975年）
『ザ・カゲスター』（1976年）
特捜最前線
多数の回に出演
『鉄道公安官』（1979年）
『爆走!ドーベルマン刑事』（1980年）
土曜ワイド劇場
多数の作品に出演
西村京太郎トラベルミステリー
多数の作品に出演
密会の宿
多数の作品に出演
『女弁護士 朝吹里矢子』（1992年）
『駅弁探偵殺人事件』（1995年）
スーパー戦隊シリーズ
多数の作品に出演
『警視庁殺人課』（1981年）
『ドラマ・人間』（1981年）
『それゆけ!レッドビッキーズ』（1982年）
メタルヒーローシリーズ
多数の作品に出演
はぐれ刑事純情派
多数の作品に出演
『火曜スーパーワイド / 西村京太郎トラベルミステリー』（1989年）
『火曜ミステリー劇場 / 西村京太郎スペシャル 十津川警部の挑戦』（1990年）
『さすらい刑事旅情編』（1991 - 1992年）
『月曜ドラマ・イン 闇のパープル・アイ』（1996年）
『はみだし刑事情熱系』（1996年）
テレビ東京 (12ch/TX)
プレイガール
多数の回に出演
『忍者キャプター』（1976年）
『快傑ズバット』（1977年）
ザ・スーパーガール
多数の回に出演
『ミラクルガール』（1980年）
『刑事追う!』（1996年）

オリジナルビデオ

『女バトルコップ』（1990年、東映）

脚本

* 『人間の翼 最後のキャッチボール』（1996年、シネマクラフト） - 岡本明久と共同執筆

五野上力は、その長いキャリアの中で、様々な役柄を演じ分け、多くの視聴者に強い印象を与えてきました。その活躍は映画、テレビドラマ、オリジナルビデオと多岐にわたり、まさに日本のエンターテイメント界を支えた名優の一人と言えるでしょう。

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