時間だヨ!アイドル登場

時間だヨ!アイドル登場

『時間だヨ!アイドル登場』は1974年4月13日から1979年3月31日までの約5年間、日本テレビ系列で放送された公開バラエティ番組です。この番組は、毎回人気のアイドル歌手をゲストに招き、出演者や一般参加者が共にゲームやコントを楽しむというものでした。収録は、かつての演芸番組『笑点』でも知られる後楽園ホールで行われました。

番組は全てPT（パブリック・テレコミュニケーション）番組として制作されており、特定のスポンサーがつかないことが特徴でした。このため、『ロッテ 歌のアルバム』のような制約はなく、さまざまなアイドルが自由に出演できた点が魅力でした。

放送時間

番組の放送時間は以下の通り、何度か変更がありました。
- 1974年4月13日 - 1974年9月28日: 土曜日 13:30 - 13:55
- 1974年10月5日 - 1975年9月26日: 土曜日 17:30 - 18:00（放送枠が5分拡大）
- 1975年10月5日 - 1976年3月28日: 日曜日 12:15 - 12:45
- 1976年4月3日 - 1979年3月31日: 土曜日 17:30 - 18:00（元の時間帯に復帰）

なお、日曜日の放送時には他の局の番組が同時間帯で遅れネットされることがあり、山梨放送では別の曜日時間帯で放送されていました。

出演者

当初、司会を務めたのは福留功男（日本テレビのアナウンサー）とマリア・エリザベス（森マリア）でしたが、1976年頃にマリアが降板し、その後シェリーと相本久美子が加わりました。1978年には福留も番組を退き、徳光和夫が新たに司会に就きました。

レギュラーとしては、フィンガー5が最初に出演していましたが、1975年に渡米したため、ずうとるびがそのバトンを受け取り、長い間レギュラーとして活躍しました。また、他にもギャートルズ、佐々木つとむ、クリッパー、ジェロイモなどが一時的に出演していました。

多くのコーナーが人気を集めました。特に「アイドルお絵描き」や「アイドルカップルゲーム」、「アイドルパネルゲーム」などは参加者が楽しむ要素があり、視聴者の関心を引きました。特に、アイドルカップルゲームでは、歌手とファンが離れた陣地で競い合う形で、興奮が生まれる演出が盛り込まれていました。

番組の楽器演奏は「高橋達也と東京ユニオン」や「岡本章生とゲイスターズ」によって行われ、音楽部分でも楽しいひと時を演出しましたことが視聴者には喜ばれました。

特番とコーナー

1975年からは毎年の正月特番も放送され、ゲストには多くの人気アーティストが登場しました。正月特番ではスポンサーがつく点もあり、番組の特別感が演出されました。

このように、『時間だヨ!アイドル登場』は多様なアイドルの姿を見せることで、観客を楽しませる工夫がなされており、日本のバラエティ番組史において重要な位置を占めていました。

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