曾仁和

曾仁和 (ゾン・レンフー)

曾仁和は、1994年10月3日に台湾の高雄市で生まれたプロ野球選手です。ポジションは投手で、右投左打の特性を持ち、現在はCPBL（中華職業棒球大聯盟）の楽天モンキーズに所属しています。

経歴

プロ入り前

曾仁和は高雄市立三民高級中学に高校時代に通い、そのキャリアは早くも2012年に始まります。彼は2012年9月21日に開催される第3回WBC（ワールド・ベースボール・クラシック）予選のチャイニーズタイペイ代表に選出され、11月15日にはニュージーランドとの試合で代表デビューを果たしました。この試合では、10点のリードを保つ中、7回表に登板し、1回を無失点に抑える好投を見せました。

2013年には第3回WBCの本戦メンバーに選ばれると、キューバ戦で本塁打を許すも存在感を示しました。

プロ入りとカブス時代

2013年7月26日にはシカゴ・カブスと契約し、契約金は162万5000ドルでした。彼はA級ケーンカウンティ・クーガーズでプロデビューを果たします。その後、2015年にはA+級マートルビーチ・ペリカンズ、2016年にはAA級テネシー・スモーキーズへと昇格し、2017年にはAAA級アイオワ・カブスに進みました。そしてメジャーリーグへの昇格を果たし、9月14日のニューヨーク・メッツ戦でメジャーデビューを飾ります。この試合では3回投げて5失点を記録しましたが、9月24日に行われたカージナルス戦でメジャー初勝利を収めました。

しかし、2018年のメジャー登板はわずか1試合のみに留まり、主にマイナーリーグのアイオワ・カブスでのプレーが続きました。

レンジャーズ時代

2019年にはテキサス・レンジャーズとマイナー契約を結びましたが、メジャー昇格は果たせず、オフシーズンに自由契約となりました。2020年にはオーストラリアン・ベースボールリーグ（ABL）のオークランド・トゥアタラに加入し、新しい挑戦を迎えました。

統一ライオンズ時代

2021年4月1日、曾仁和はCPBLの統一ライオンズと契約を結び、自行培訓選手として育成に努めていきました。

楽天モンキーズ時代

その後、2021年7月12日に行われたCPBLのドラフトで楽天モンキーズから3位指名を受け、チームに加わることとなりました。

選手としての特徴

曾仁和の投球スタイルは、スリークォーターから最速153km/hを記録する速球を中心に、カーブ、チェンジアップ、カットボールを投げ分ける多彩さが特徴です。これらの投球術を駆使しながら、彼は特に打者との駆け引きを重視した投球を展開しています。

詳細情報

• - 年度別投手成績: 2019年度シーズン終了時の成績
• - 背番号: 39（2017年）、52（2018年）、112（2021年 - 同年途中）、37（2021年途中 - 現在）
• - 代表歴: 2013年に行われたワールド・ベースボール・クラシック・チャイニーズタイペイ代表。

曾仁和選手はこれまでのキャリアを通じて、国内外で多くの経験を積んでおり、その実力を基に楽天モンキーズでの活躍に期待が寄せられています。今後の成長と成果に目が離せません。

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