有家駅 (長崎県)

有家駅の歴史と概要

有家駅（ありええき）は、長崎県南島原市の有家町中須川にあった、島原鉄道の駅で、現在は廃駅となっています。この駅は、地域の交通の要所として、長い歴史を持っています。

歴史の流れ

有家駅は1926年7月2日に、口之津鉄道の駅として開業しました。以来、地域住民の移動手段として重要な役割を果たしてきました。その後、1943年に会社が合併し、島原鉄道の駅に変わりました。1984年には貨物営業が廃止されましたが、1991年には新しい駅舎が完成し、地元の利用者に親しまれる駅として機能していました。

2002年には加津佐駅との勤務体制が統合され、2008年4月1日には、島原外港から加津佐間の廃線に伴い、駅としての役割を終えることになりました。これにより、有家駅も廃駅となりましたが、その存在は地域に深く根付いていました。

駅の構造

有家駅は、相対式ホームを2面持つ地上駅で、閉鎖されるまでは有人駅でした。このシンプルながら機能的な構造は、多くの利用者に支持されていました。

利用状況

有家駅の最終営業年度となる2007年度には、年間の乗車人員が54,079人、降車人員は50,170人という数字を記録しました。これは、この駅が多くの人々にとって重要な交通手段だったことを示しています。

駅周辺の施設

有家駅の周辺には、旧・有家町の中心地として、多くの施設があります。以下は、駅周辺の主な施設です。

• - 南島原市立有家小学校
• - 南島原市ありえコレジヨホール（旧・有家町民センター）
• - 南島原市立有家図書館
• - 南島原市 有家総合支所（旧・有家町役場）
• - 有家郵便局
• - 南島原消防署
• - イオン（旧・ジャスコ）有家店
• - 国道251号

これらの施設は、地域住民の日常生活において重要な役割を果たしています。

現在の状況

廃駅となってからも、有家駅のホームや駅舎は残っており、現在は駅舎が島鉄バスの待合所として引き続き利用されています。この駅は地域の歴史を物語る場所として、今なお多くの人々に覚えられています。

隣接駅

有家駅の隣には、島原鉄道線の蒲河駅および西有家駅があります。これらの駅も、地域の交通網の一部として重要な役割を担っていました。

このように、有家駅は単なる交通手段を超え、地域の文化や歴史を形作る重要な存在でした。

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