有磯海サービスエリア

有磯海サービスエリア

有磯海サービスエリア（ありそうみサービスエリア）は、富山県滑川市と魚津市にまたがる北陸自動車道上のサービスエリアです。この場所は、旅行者にとって便利な施設が整備されており、多くの観光名所にもアクセスできる大変重要な拠点となっています。

概要

有磯海サービスエリアは、最初は上り線のみに供用されていました。これは、下り線の施設が湯上トンネルの工事の遅延によるもので、1982年6月の豪雨の影響で地滑りの危険があったためにトンネルの完成が後回しになった経緯があります。当初の予想では1984年6月には下り線も完成する予定でした。しかし、上り線は1983年12月13日に供用を開始しました。

このサービスエリアの名称「有磯海」は、実際には存在しない地名ですが、大伴家持の詩に由来し、富山湾を指す歌枕として多くの歌人に愛されてきました。また、命名の過程では他の候補名も挙がりましたが、洗足学園魚津短期大学の教授の意向でこの名称に決定されました。

歴史

• - 1983年12月13日: 北陸自動車道の滑川IC - 朝日IC間の開通に伴い、上り線が供用開始。
• - 1984年4月27日: 下り線が供用開始。

施設

上り線（米原・高山方面）

• - 駐車場: 大型41台、小型98台
• - トイレ: 男性 大5・小15、女性15、車椅子用1
• - ガソリンスタンド: ENEOS（24時間営業）
• - 東海北陸道方面への給油警告表示があり、次の給油施設までは約150kmの距離です。
• - 給電スタンド（24時間）
• - レストラン、フードコート、スーベニアショップがあり、テイクアウトも可能です。
• - エリア・コンシェルジュや、銀行ATMも設置されています。

下り線（上越・新潟方面）

下り線は、湯上トンネル区間を迂回する形で設置されています。2009年4月には「恋人の聖地」として認定され、付近には富山湾を望む広場があり、「ミラージュベル」という鐘があります。また、黒御影石の命名碑と松尾芭蕉の句が刻まれた句碑も設けられています。

• - 駐車場: 大型36台、小型72台
• - トイレ: 男性 大5・小15、女性15、車椅子用1
• - ガソリンスタンド: ENEOS（24時間営業）
• - コンビニエンスストア（ローソンが24時間営業、2023年3月にオープン）
• - フードコートは2023年に「UMITOYAMA」にリニューアルされたばかりで、新たにスーベニアショップも併設されています。

このように、有磯海サービスエリアは便利な施設と観光名所が融合したスポットで、訪れる人々に多くの楽しみを提供しています。北陸自動車道を利用する際には、ぜひ立ち寄ってみてください。

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