木之前葵

木之前葵について

木之前葵（きのまえ あおい）は、1993年7月10日生まれの日本の地方競馬騎手です。彼女は名古屋競馬場に所属し、榎屋充厩舎で活動しています。兄弟子の大畑雅章の指導を受けながら、競馬の世界でのキャリアを積んでいます。彼女の勝負服は、青い胴に赤い一本輪、白のハート模様が散りばめられたデザインで、袖は赤と白の一本輪で飾られています。

来歴

木之前葵は、宮崎県北諸県郡三股町で育ち、小学6年生の頃に宮崎育成牧場の少年団に参加し、騎手を目指すようになりました。その後、千葉県の東関東馬事高等学院を卒業し、地方競馬教養センターに91期生として入学します。この同期には、今後の競馬界で活躍する笹川翼や瀧川寿希也、石川倭らが名を連ねています。

2013年3月31日、木之前葵は地方競馬騎手免許を取得し、その数日後の4月15日に名古屋競馬で初騎乗を果たしました。初めてのレースでは4着となり、4月17日には初勝利を収めます。

2014年には盛岡競馬場でのJBCレディスクラシックに出場したものの、16頭中14着という結果でした。しかし、翌年の2015年には第29回全日本新人王争覇戦に出場し、見事2位に入賞すると、イギリスのリングフィールド競馬場で開催された「レディースワールドチャンピオンシップ」第8戦で優勝を果たします。また、同年6月23日には名古屋競馬で地方競馬通算100勝を達成します。この年、彼女はNARグランプリ優秀女性騎手賞を初めて受賞しました。

2016年には新春ペガサスカップで単勝1番人気のカツゲキキトキト号に騎乗し、初の重賞勝利を獲得。また、2018年10月には名古屋競馬で通算300勝を達成しました。

2021年には錦見勇夫厩舎から榎屋充厩舎へと所属を変更し、2023年2月21日には笠松競馬で通算500勝を達成します。同年11月21日と2024年3月8日には、LJSレディスジョッキーズシリーズで初の総合優勝を果たしました。

主な騎乗馬

木之前葵が騎乗してきた馬の中でも特に有名なものには、カツゲキキトキト（新春ペガサスカップや新緑賞、秋の鞍）、カツゲキライデン（尾張名古屋杯）、カツゲキマドンナ（園田クイーンセレクション）などがあります。

受賞歴

彼女はNARグランプリ優秀女性騎手賞を2015年、2016年、2019年の3回にわたって受賞しており、その成績が国内外の競馬界で高く評価されています。

木之前葵の今後の活躍にも期待が集まっており、彼女はさらなる成功を目指して競技に取り組んでいます。

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