木原道路

木原道路（きはらどうろ）

木原道路は、広島県尾道市福地町から三原市糸崎8丁目に至る、全長3.8kmの国道2号バイパスです。地域高規格道路である福山本郷道路の一部を構成する自動車専用道路であり、尾道バイパスの終点と三原バイパスの起点を繋ぐ重要な役割を担っています。

2012年度からトンネルや高架橋などの建設工事が進められ、2021年3月14日に暫定2車線で供用が開始されました。この開通により、赤坂バイパス、松永道路、尾道バイパス、三原バイパスが一体となり、福山市から三原市までの計32.6kmが、無料で信号の無い快適な走行が可能となりました。

概要

• - 路線データ

- 起点：尾道市福地町（福地IC・国道2号尾道バイパスと接続）
- 終点：三原市糸崎8丁目（糸崎ランプ・国道2号三原バイパスと接続）
- 延長：3.8 km
- 規格：第1種第3級（自動車専用道路）
- 設計速度：80 km/h
- 道路幅員
- 土工部：20.5 m
- 橋梁部：18.0 m
- トンネル部：17.0 m
- 車線幅員：3.5 m
- 車線数：暫定2車線（完成4車線）

歴史

• - 2003年（平成15年）9月：事業化
• - 2011年（平成23年）末：福山河川国道事務所が用地買収の進捗状況を45%と発表
• - 2014年（平成26年）末：福山河川国道事務所が面積ベースで98%、地権者数ベースで95%の用地買収を完了したと発表
• - 2017年（平成29年）11月19日：赤石トンネルが貫通
• - 2020年（令和2年）2月2日：内畠トンネルが貫通
• - 2021年（令和3年）3月14日：全線暫定2車線で開通
• - 2021年（令和3年）4月1日：木原道路に並行する現道区間（尾道市福地町 - 三原市糸崎8丁目間、4.4km）が広島県に移管され、国道2号として広島県東部建設事務所三原支所の管理下となる

路線状況

主な構造物

• - 内畠高架橋
• - 内畠トンネル（延長986 m）
• - 柳川橋梁
• - 赤石トンネル（延長1,216 m）
• - 下木原高架橋

地理

通過する自治体

• - 尾道市
• - 三原市

当該道路の位置関係

(福山方面) - 尾道バイパス - 木原道路 - 三原バイパス - (東広島・広島方面)

インターチェンジなど

※施設名欄の背景色が■である部分は、施設が供用されていないか、または完成していないことを示します。
※路線名の特記がないものは市道です。

木原道路の開通は、地域住民の利便性向上と、物流の効率化に大きく貢献しています。今後の4車線化完成により、更なる交通のスムーズ化が期待されています。

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