木曜JUNK2 カンニング竹山生はダメラジオ

『木曜JUNK2 カンニング竹山生はダメラジオ』は、2006年 4月6日から2008年 9月25日まで、TBSラジオをキーステーションにJRN系列で放送されていたラジオ番組です。毎週木曜日の深夜27時（金曜午前3時）から1時間、生放送でお届けしていました。

番組概要

この番組のパーソナリティを務めていたのは、お笑いコンビ・カンニングの竹山隆範さんです。竹山さんの所属事務所の後輩芸人であるラブカップル中田喜之さんも、運転手として収録に参加し、トークや企画によっては番組にも登場していました。

番組の特徴は、竹山さんの「思いつきとゲリラ性」というコンセプトに基づき、その日、その時の気分で自由に展開される点です。コーナーらしいコーナーはなく、フリートークや突発的な企画、リスナーからのメールを中心に番組が構成されていました。当初は竹山さんがスタジオに入ることができず、TBS社屋の玄関などから中継を行うスタイルでしたが、リスナーの投票によって3回目の放送からスタジオでの放送が実現しました。その後も、テレビ番組のロケ先やNHK前など、様々な場所からのロケ放送も行われました。

番組初期の頃は、TENGAを取り上げたり、リスナーと電話を繋いでの過激なエロ企画など、際どい内容の放送が多かったようです。しかし、これらの企画はTBS上層部からのお叱りを受けることが多く、2007年 9月21日の放送で問題が発生して以降は、竹山さんの意に沿わない企画やゲストを迎えなければならなくなったとのことです。こうした状況から、竹山さん自身が番組の継続に疑問を抱くようになり、JUNK2枠の終了と重なったことで、番組は幕を閉じることになりました。

番組内では、アダルトな内容のカセットテープを制作する企画も立ち上がりましたが、実現には至りませんでした。また、前番組の『木曜JUNK アンタッチャブルのシカゴマンゴ』とは、番組終盤にスタジオ同士を繋いで出演者同士が掛け合いをするという連携もありました。

レギュラー放送終了から11年半後の2020年3月9日には、一夜限りの復活特番が放送され、話題を呼びました。

番組の歴史

2006年 4月6日：番組放送開始。初回は、竹山さんが文化放送からTBSまで歩く企画を放送しました。
2006年 6月8日：ものまねタレントの加藤めぐみさんをゲストに迎え、リスナーと電話でテレフォンSEXを行うという過激な企画を放送しました。また、同年8月24日にはSMプレイを行う企画も放送しましたが、これらが問題視され、番組打ち切りの危機に陥りました。
2006年 10月5日：TBSラジオの番組でありながら、文化放送の番組「レコメン!」のコーナー「竹山校長の童貞川柳」を実施。「レコメン!」のパーソナリティであるK太郎さんもゲスト出演しました。
2006年 12月21日：相方の中島忠幸さんが死去後、初の放送。中島さんとの思い出や闘病生活について語り、島田紳助さんから励まされたエピソードも明かしました。また、森三中の黒沢宗子さんやくりぃむしちゅーの有田哲平さんからのメールも紹介されました。
2007年2月22日：元相方のケン坊田中さんと博多の屋台から中継を行いました。
2007年 3月29日：かねてから同棲していた彼女と入籍したことを発表しました。
2007年 4月5日：裏番組の『WANTED!木曜日城咲仁&猫ひろし』（TOKYO FM）と、番組最終回に合わせてコラボレーション企画を実施。竹山さんがゲストとして出演しました。
2007年 8月16日：過去に早見優さんの贈り物を盗んだり、森田健作さんの竹刀を盗んだといった発言が、ネット上で問題視されました。9月28日の放送で、竹山さんはこれらの発言がネタであることを説明しました。
2007年 9月6日：竹山さんが名古屋でテレビ番組収録後に新幹線で東京に移動する予定でしたが、台風で新幹線が不通になったため、名古屋のホテルからCBCラジオのスタジオを使って生放送を行いました。
2007年 9月20日：フリートークで、ラブカップル中田さんへの行為(小便を飲ませるなど)が問題視され、抗議が殺到しました。この出来事がきっかけで、番組は過激な企画を自粛することになりました。
2007年 9月27日：前週の放送を謝罪し、初心に帰るためリスナーからの提言や質問に応える放送を行いました。
2008年 4月10日：リスナーからブログについて質問され、「ラジオで話す」「食事の内容を書いてもつまらない」などの理由から、ブログをしないと回答。その後、志村けんさんのブログに関する騒動に発展しました。
2008年 9月18日：番組の内幕を語り、ブルーテープ企画が頓挫した理由や、番組が打ち切りの危機に何度もあったことなどを明かしました。
2008年 9月25日：番組最終回。初回とは逆に、赤坂のTBSから浜松町の文化放送まで歩いて帰る企画を放送しました。
2011年2月23日：『水曜JUNK 山里亮太の不毛な議論』に、一夜限りの復活出演を果たしました。

ポッドキャスト

番組終了後には、10分程度のポッドキャストが配信されていました。ポッドキャストでは、本編を振り返るフリートークやゲストとのトーク、飛行機の話、ブルーテープの話など、さまざまなテーマで竹山さんがトークを繰り広げていました。過去の配信分もダウンロード可能でしたが、加藤めぐみさんがゲスト出演した回は、放送内容が問題視されたため削除されています。

テーマ曲

オープニングテーマ: Steele Beautttah／African Stomp

主なゲスト

加藤めぐみ
及川奈央
城咲仁
猫ひろし
次長課長
ぶっちゃあ
青木さやか
前田健
長井秀和
小島よしお
かすみ果穂
ケン坊田中
博多華丸・大吉
ダイアモンド☆ユカイ
有吉弘行
ピストン西沢
竹山軍団
ひぐち君（髭男爵）
藤井宏和（飛石連休）
久保孝真（三拍子）
鍛治輝光（元さくらんぼブービー）

スタッフ

プロデューサー：池田卓生
ディレクター：戸波英剛（番組開始当時）
放送作家：岩本哲也
AD：砂川
技術協力：テレコム・サウンズ

脚注

外部リンク

カンニング竹山生はダメラジオ - ウェブアーカイブのキャッシュ（リンク集）
ポッドキャスト

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