未来戦隊タイムレンジャーVSゴーゴーファイブ
『未来戦隊タイムレンジャーVSゴーゴーファイブ』は、2001年3月9日に発売されたオリジナルビデオ作品です。これは、『未来戦隊タイムレンジャー』の単独作品であると同時に、スーパー戦隊VSシリーズの1つとして位置づけられています。本編は42分で、2つの戦隊が共演するクロスオーバー作品です。
本作は、『未来戦隊タイムレンジャー』と『救急戦隊ゴーゴーファイブ』という2つのスーパー戦隊が共演する、スーパー戦隊Vシネマシリーズの第7弾にあたります。特筆すべき点として、『タイムレンジャー』がスーパー戦隊VSシリーズのタイトルに登場するのは、本作品が唯一です。
物語の展開として、両戦隊は原始時代、江戸時代、そして西部開拓時代という、異なる時代へとタイムスリップします。さらに、『ゴーゴーファイブ』に登場した敵幹部・ピエールも再登場し、物語を盛り上げます。『ゴーゴーファイブ』本編では、ベイエリア55が津波で水没し、ビクトリーロボも破壊されていますが、本作では1999年当時の状況を再現し、ビクトリーロボが健在な状態で登場します。タイムロボやブイレックスとの協力技である「プレッシャープロミネンス」は、本作オリジナルの必殺技です。
作中では、ゴーゴーファイブはタイムレンジャーの存在を認識しており、現場に急行した際に言及する場面があります。タイムレンジャー側も、現代人の竜也と直人がゴーゴーファイブやビクトリーロボについて知っていることが示唆されています。また、ギエンが災魔一族について知識を持っている描写も存在します。さらに、タイムレッドがゴーゴーファイブの変身シーンで名乗りを一部担当するなど、ユニークな演出も見られます。
本作品の発売前に放送された『タイムレンジャー』の特別編『スーパー戦隊大集合』では、『ゴーゴーファイブ』の紹介時に本作について触れられています。この際、シオンが「僕知ってます」と発言し、竜也が「そうそう、実は（ゴーゴーファイブに）会ったことがあるんだよな」と、過去の出来事として言及しています。このように、時系列が明確に設定されているのは、本シリーズでは珍しい特徴です。
また、エンディングテーマには、OPテーマ「JIKU〜未来戦隊タイムレンジャー〜」の英詞版である「Beyond time and space」が使用されています（OP・EDのクレジットはなし）。さらに、本作からディスクメディアがレーザーディスクからDVDへ移行し、過去のVシネマ作品もDVDで発売されました。
タイムレンジャーは、ロンダーズの囚人であるボリバルと戦いますが、災魔一族の生き残りであるピエールの力によって、ボリバルがパワーアップします。ロンダーズに加担したピエールは、タイムレンジャーに逮捕された囚人たちの親族も強化します。タイムレンジャーはゴーゴーファイブと協力してロンダーズに立ち向かいますが、戦いの最中に各々が別々の時代に飛ばされてしまいます。
メイン囚人
殺人ボクサー・ボリバル：未来世界で500人もの人を殴り殺した罪で圧縮冷凍されていた囚人です。宇宙最強を自称し、タイムレンジャーをおびき寄せるために都市で火災を起こします。ピエールから闇の力を与えられ、右腕に魔力の時空間破断ユニットを装着し、パンチ力が向上しました。ピエールがロンダーズに加入してからは剣も使用します。2度目の強化ではパンチで時空間を歪ませ、2大戦隊を異なる時代に飛ばしました。最終的に、ピエールと災魔合身してボリピエールになります。
合成災魔ボリピエール：ピエールの魔術でボリバルとピエールが合体した巨大獣。パンチと剣を使い、両方からビームを発射します。タイムロボαとタイムシャドウを同時に相手にしても互角以上に戦いますが、最後はタイムロボαとビクトリーロボ、ブイレックスの合体技によって倒され、ボリバルは圧縮冷凍、ピエールは消滅しました。
囚人軍団
ピエールがロンダーズに加入した際に登場した囚人たちです。タイムレンジャー本編に登場した囚人の親族で構成されています。ピエールによって闇の力を与えられ、パワーアップしますが、最終的にタイムレンジャーとゴーゴーファイブに倒され、圧縮冷凍されます。
レアル：本編Case File 33に登場したドゴールの双子の弟。原始時代で竜也とマトイと戦いました。
ルピア：本編Case File 15に登場したレイホウの姉。レーザーガンを武器に、西部開拓時代でアヤセ、ユウリ、ナガレ、マツリと戦いました。
バーツ：本編Case File 10に登場したオーグの伯父。江戸時代でドモン、シオン、ショウ、ダイモンと戦いました。
ディナール：本編Case File 12に登場したゲーマルクの又従兄弟。マシンガンを武器に、西部開拓時代でアヤセ、ユウリ、ナガレ、マツリと戦いました。
シリング：本編Case File 20に登場したマドウの隣人。江戸時代でドモン、シオン、ショウ、ダイモンと戦いました。
クロノスユニット：ブイレックスに搭載された装置で、レックスレーザーやマックスブリザードに時空の扉を開ける効果を与えます。このユニットによって、各時代に飛ばされた2大戦隊は変身が可能になり、現代に帰還することができました。
ベクターエンド・ビートクロス：タイムレッドの技で、エネルギーを全開にしたダブルベクターで敵を斬りつけます。
フレンドシップアタック：ゴーグリーン、ゴーイエロー、タイムイエローがタイムグリーンを投げつけて攻撃する技です。
プレッシャープロミネンス：タイムロボαの必殺技。ビクトリーロボのエネルギーを時空剣に移し、ブイレックスに乗って突進しながら敵を斬りつけます。ボリピエールを倒すために使用されました。
浅見竜也 / タイムレッド - 永井マサル
ユウリ / タイムピンク - 勝村美香
アヤセ / タイムブルー - 城戸裕次
ドモン / タイムイエロー - 小泉朋英
シオン / タイムグリーン - 倉貫匡弘
巽マトイ / ゴーレッド - 西岡竜一朗
巽ナガレ / ゴーブルー - 谷口賢志
巽ショウ / ゴーグリーン - 原田篤
巽ダイモン / ゴーイエロー - 柴田賢志
巽マツリ / ゴーピンク - 坂口望二香
滝沢直人 / タイムファイヤー - 笠原紳司
巽モンド - マイク眞木
リラ - 久瑠あさ美
声の出演
呪士ピエール - 松野太紀
ボリバル - 矢尾一樹
ドルネロ - 大友龍三郎
ギエン - 戸部公爾
タック - 沼田祐介
シリング - 田中大文
レアル - 服巻浩司
ルピア - 小松由佳
バーツ - 前原実
ディナール - 塩野勝美
高岩成二
日下秀昭
竹内康博
蜂須賀祐一
中川素州
今井靖彦
宮崎剛
大西修
藤榮史哉
プロデューサー - 日笠淳、加藤和夫（東映）、矢田晃一（東映エージエンジー）
原作 - 八手三郎
連載 - テレビマガジン、てれびくん
脚本 - 山口亮太
音楽 - 亀山耕一郎、渡辺俊幸
アクション監督 - 竹田道弘（ジャパンアクションクラブ）
監督・特撮監督 - 佛田洋
撮影 - 松村文雄
照明 - 竹田勝三
助監督 - 竹本昇
美術 - 山下宏
録音 - 渡辺典夫
編集 - 長田直樹
製作協力 - 東映テレビ・プロダクション
製作 - 東映、東映エージエンシー、東映ビデオ
オープニングテーマ「JIKŪ 〜未来戦隊タイムレンジャー〜」
エンディングテーマ「BEYOND ALL SPACE AND TIME」
挿入歌：「救急戦隊ゴーゴーファイブ」「OK! タイムロボ!!」「緊急合体! ビクトリーロボ」
2001年3月9日：VHS・DVDレンタル開始
2001年7月21日：VHS・DVD発売
2016年3月23日：ブルーレイディスク発売
2019年2月6日：ブルーレイディスク分割発売開始
2019年8月10日～9月9日：東映特撮YouTube officialにて期間限定無料配信
* 2024年12月29日～2025年1月13日：東映特撮YouTube officialにて期間限定無料配信予定
概要
本作は、『未来戦隊タイムレンジャー』と『救急戦隊ゴーゴーファイブ』という2つのスーパー戦隊が共演する、スーパー戦隊Vシネマシリーズの第7弾にあたります。特筆すべき点として、『タイムレンジャー』がスーパー戦隊VSシリーズのタイトルに登場するのは、本作品が唯一です。
物語の展開として、両戦隊は原始時代、江戸時代、そして西部開拓時代という、異なる時代へとタイムスリップします。さらに、『ゴーゴーファイブ』に登場した敵幹部・ピエールも再登場し、物語を盛り上げます。『ゴーゴーファイブ』本編では、ベイエリア55が津波で水没し、ビクトリーロボも破壊されていますが、本作では1999年当時の状況を再現し、ビクトリーロボが健在な状態で登場します。タイムロボやブイレックスとの協力技である「プレッシャープロミネンス」は、本作オリジナルの必殺技です。
作中では、ゴーゴーファイブはタイムレンジャーの存在を認識しており、現場に急行した際に言及する場面があります。タイムレンジャー側も、現代人の竜也と直人がゴーゴーファイブやビクトリーロボについて知っていることが示唆されています。また、ギエンが災魔一族について知識を持っている描写も存在します。さらに、タイムレッドがゴーゴーファイブの変身シーンで名乗りを一部担当するなど、ユニークな演出も見られます。
本作品の発売前に放送された『タイムレンジャー』の特別編『スーパー戦隊大集合』では、『ゴーゴーファイブ』の紹介時に本作について触れられています。この際、シオンが「僕知ってます」と発言し、竜也が「そうそう、実は（ゴーゴーファイブに）会ったことがあるんだよな」と、過去の出来事として言及しています。このように、時系列が明確に設定されているのは、本シリーズでは珍しい特徴です。
また、エンディングテーマには、OPテーマ「JIKU〜未来戦隊タイムレンジャー〜」の英詞版である「Beyond time and space」が使用されています（OP・EDのクレジットはなし）。さらに、本作からディスクメディアがレーザーディスクからDVDへ移行し、過去のVシネマ作品もDVDで発売されました。
あらすじ
タイムレンジャーは、ロンダーズの囚人であるボリバルと戦いますが、災魔一族の生き残りであるピエールの力によって、ボリバルがパワーアップします。ロンダーズに加担したピエールは、タイムレンジャーに逮捕された囚人たちの親族も強化します。タイムレンジャーはゴーゴーファイブと協力してロンダーズに立ち向かいますが、戦いの最中に各々が別々の時代に飛ばされてしまいます。
オリジナルキャラクター
メイン囚人
殺人ボクサー・ボリバル：未来世界で500人もの人を殴り殺した罪で圧縮冷凍されていた囚人です。宇宙最強を自称し、タイムレンジャーをおびき寄せるために都市で火災を起こします。ピエールから闇の力を与えられ、右腕に魔力の時空間破断ユニットを装着し、パンチ力が向上しました。ピエールがロンダーズに加入してからは剣も使用します。2度目の強化ではパンチで時空間を歪ませ、2大戦隊を異なる時代に飛ばしました。最終的に、ピエールと災魔合身してボリピエールになります。
合成災魔ボリピエール：ピエールの魔術でボリバルとピエールが合体した巨大獣。パンチと剣を使い、両方からビームを発射します。タイムロボαとタイムシャドウを同時に相手にしても互角以上に戦いますが、最後はタイムロボαとビクトリーロボ、ブイレックスの合体技によって倒され、ボリバルは圧縮冷凍、ピエールは消滅しました。
囚人軍団
ピエールがロンダーズに加入した際に登場した囚人たちです。タイムレンジャー本編に登場した囚人の親族で構成されています。ピエールによって闇の力を与えられ、パワーアップしますが、最終的にタイムレンジャーとゴーゴーファイブに倒され、圧縮冷凍されます。
レアル：本編Case File 33に登場したドゴールの双子の弟。原始時代で竜也とマトイと戦いました。
ルピア：本編Case File 15に登場したレイホウの姉。レーザーガンを武器に、西部開拓時代でアヤセ、ユウリ、ナガレ、マツリと戦いました。
バーツ：本編Case File 10に登場したオーグの伯父。江戸時代でドモン、シオン、ショウ、ダイモンと戦いました。
ディナール：本編Case File 12に登場したゲーマルクの又従兄弟。マシンガンを武器に、西部開拓時代でアヤセ、ユウリ、ナガレ、マツリと戦いました。
シリング：本編Case File 20に登場したマドウの隣人。江戸時代でドモン、シオン、ショウ、ダイモンと戦いました。
装備・戦力
クロノスユニット：ブイレックスに搭載された装置で、レックスレーザーやマックスブリザードに時空の扉を開ける効果を与えます。このユニットによって、各時代に飛ばされた2大戦隊は変身が可能になり、現代に帰還することができました。
ベクターエンド・ビートクロス：タイムレッドの技で、エネルギーを全開にしたダブルベクターで敵を斬りつけます。
フレンドシップアタック：ゴーグリーン、ゴーイエロー、タイムイエローがタイムグリーンを投げつけて攻撃する技です。
プレッシャープロミネンス：タイムロボαの必殺技。ビクトリーロボのエネルギーを時空剣に移し、ブイレックスに乗って突進しながら敵を斬りつけます。ボリピエールを倒すために使用されました。
キャスト
浅見竜也 / タイムレッド - 永井マサル
ユウリ / タイムピンク - 勝村美香
アヤセ / タイムブルー - 城戸裕次
ドモン / タイムイエロー - 小泉朋英
シオン / タイムグリーン - 倉貫匡弘
巽マトイ / ゴーレッド - 西岡竜一朗
巽ナガレ / ゴーブルー - 谷口賢志
巽ショウ / ゴーグリーン - 原田篤
巽ダイモン / ゴーイエロー - 柴田賢志
巽マツリ / ゴーピンク - 坂口望二香
滝沢直人 / タイムファイヤー - 笠原紳司
巽モンド - マイク眞木
リラ - 久瑠あさ美
声の出演
呪士ピエール - 松野太紀
ボリバル - 矢尾一樹
ドルネロ - 大友龍三郎
ギエン - 戸部公爾
タック - 沼田祐介
シリング - 田中大文
レアル - 服巻浩司
ルピア - 小松由佳
バーツ - 前原実
ディナール - 塩野勝美
スーツアクター
高岩成二
日下秀昭
竹内康博
蜂須賀祐一
中川素州
今井靖彦
宮崎剛
大西修
藤榮史哉
スタッフ
プロデューサー - 日笠淳、加藤和夫（東映）、矢田晃一（東映エージエンジー）
原作 - 八手三郎
連載 - テレビマガジン、てれびくん
脚本 - 山口亮太
音楽 - 亀山耕一郎、渡辺俊幸
アクション監督 - 竹田道弘（ジャパンアクションクラブ）
監督・特撮監督 - 佛田洋
撮影 - 松村文雄
照明 - 竹田勝三
助監督 - 竹本昇
美術 - 山下宏
録音 - 渡辺典夫
編集 - 長田直樹
製作協力 - 東映テレビ・プロダクション
製作 - 東映、東映エージエンシー、東映ビデオ
音楽
オープニングテーマ「JIKŪ 〜未来戦隊タイムレンジャー〜」
エンディングテーマ「BEYOND ALL SPACE AND TIME」
挿入歌：「救急戦隊ゴーゴーファイブ」「OK! タイムロボ!!」「緊急合体! ビクトリーロボ」
メディア
2001年3月9日：VHS・DVDレンタル開始
2001年7月21日：VHS・DVD発売
2016年3月23日：ブルーレイディスク発売
2019年2月6日：ブルーレイディスク分割発売開始
ネット配信
2019年8月10日～9月9日：東映特撮YouTube officialにて期間限定無料配信
* 2024年12月29日～2025年1月13日：東映特撮YouTube officialにて期間限定無料配信予定
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