本郷駅 (長野県)

本郷駅（ほんごうえき）

本郷駅は、長野県長野市三輪三丁目に位置する、長野電鉄長野線の駅です。駅番号はN5で、長野電鉄の主要な駅の一つとして機能しています。

歴史

本郷駅は、1926年（大正15年）6月28日に長野電気鉄道の駅として開業しました。その後、同年9月30日に長野電鉄の駅となり、現在に至ります。

1968年（昭和43年）10月には、橋上駅舎化工事が開始され、1969年（昭和44年）3月29日に駅舎の全面改築工事が完了しました。この際、構内踏切が廃止され、新たに本郷ステーションデパートが開業しました。駅舎の総面積は2320平方メートルと、旧駅舎の73平方メートルから大幅に拡大しました。これは旧駅舎の31倍の規模でした。

1972年（昭和47年）3月には、国鉄のダイヤ改正に伴い、隣の善光寺下駅に停車していた特急が当駅に停車するようになりました。これにより、本郷駅は長野電鉄の主要駅としての役割をより一層強めることとなりました。

2019年（令和元年）9月17日からは、バリアフリー対応改修工事が開始され、第一期工事として下り線ホームに直結するスロープが新設されました。2020年（令和2年）2月29日には、上り線スロープを新設する第二期工事が完了し、バリアフリー化が進みました。同年12月15日には、第一期工事の完成に伴い、駅事務所と自動券売機が下り線スロープ脇に移設されました。翌12月16日には、第二期工事が開始されました。

2021年（令和3年）7月1日からは、終日無人駅となりました。

駅構造

本郷駅は、相対式ホーム2面2線を有する地上駅です。下りホーム入口には自動券売機と出札窓口が設置されています。ホームへは公道から直接入ることができ、ホーム間の移動には近くの踏切を利用します。

かつては橋上駅舎を持つ駅でしたが、駅舎はステーションデパートとしてテナントに貸与されていました。その名残として、旧駅舎には「本郷ステーションデパート」の文字が残っています。1969年の開業時にはスーパーマーケットなど12店舗が入店していましたが、2019年までにすべてのテナントが撤退しました。その後のバリアフリー工事に伴い、改札外から駅舎へ上る階段は撤去され、テナントビルとしての役割は終えました。しかし、ホーム上の階段は上部に扉を設けて残されており、業務用スペースとして利用されています。

上りホームには電光式旅客案内装置が設置されていますが、列車接近案内や放送には対応していません。

のりば

利用状況

各年度の1日平均乗車人員は以下の通りです。

（※具体的な乗車人員データは省略します）

駅周辺

本郷駅の周辺は閑静な住宅街で、商店やコンビニエンスストアが点在しています。

駅北側

駅の正面には美和神社があり、長電バスの本郷駅停留所があります。徒歩5分の範囲には、長野県短期大学、長野県立大学、長野短期大学、長野女子高等学校、長野市立三輪小学校などがあります。また、徒歩15分の範囲には長野高校があり、須坂駅方面や長野駅方面から通学する生徒も利用しています。

相ノ木通りを経由して徒歩2分で長野相ノ木郵便局があります。

主な施設:

イオンタウン長野三輪
ヤマダデンキ Tecc LIFE SELECT 長野SBC通り店

駅南側

駅の南側には長野市役所三輪支所、三輪公民館、本郷町公会堂などの公共施設があります。徒歩10分の範囲には長野聾学校があり、通学する生徒が利用しています。

主な施設:

デリシア 三輪店

バス路線

駅前の市道上には、長電バスの本郷駅停留所があります。

長電バス

55 吉村・牟礼線
長野駅 - 権堂 - 本郷駅 - 宇木 - 上野中央公園 - 見晴 - 牟礼駅 - 飯綱営業所

隣の駅

長野電鉄

■長野線

■A特急: 通過
■B特急: 権堂駅 (N3) - 本郷駅 (N5) - 信濃吉田駅 (N7)
■普通: 善光寺下駅 (N4) - 本郷駅 (N5) - 桐原駅 (N6)

脚注

（※脚注の内容は省略します）

関連項目

日本の[[鉄道駅一覧]]
本郷駅 (曖昧さ回避)

外部リンク

* 本郷駅 - 長野電鉄

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