本鍛冶町 (八戸市)

本鍛冶町（もとかじちょう）

本鍛冶町は、青森県八戸市の中心部に位置する地名です。古くは鍛冶職人が集まる町として栄え、その名残を今に伝えています。八戸市の歴史と文化が息づく本鍛冶町について、詳しく見ていきましょう。

地理

本鍛冶町は八戸市の中央部に位置し、以下の町と隣接しています。

北：廿六日町（にじゅうろっかまち）
東：鳥屋部町（とやべちょう）
南：大字糠塚字下道（おおあざぬかつかあざしもみち）
西：町組町（まちぐみちょう）、荒町（あらまち）

地区の面積は14,522平方メートルです。八戸市の中心市街地、長者地域に属し、都市機能と歴史的な風情が調和したエリアとなっています。

地名の由来

本鍛冶町の地名は、かつてこの地に鍛冶職人が多く住んでいたことに由来すると考えられています。『南部八戸の城下町』には、「町名は古くは鍛冶職人の町であったことに由来すると思われる」と記されています。城下町として発展した八戸において、本鍛冶町は重要な役割を担っていたことがうかがえます。

歴史

沿革

1872年（明治5年）：町村役人廃止により大区小区制による地方行政制度に改められ、本鍛冶丁として九大区二小区の42村の一つに含まれました。
1889年（明治22年）4月1日：町村制施行により、本鍛冶町と改められ、三戸郡八戸町に属しました。
1929年（昭和4年）：市制施行に伴い、八戸市に属し、現在に至ります。

本鍛冶町は、明治時代の行政改革や市制施行を経て、八戸市の一部として発展してきました。歴史的な変遷を経て、現在の姿になったと言えるでしょう。

現在の様子

本鍛冶町は、八戸市の中心市街地として、商業施設や住宅が混在する地域となっています。近年は、都市開発が進み、新しい建物も増えていますが、昔ながらの街並みも残っています。地域住民の生活を支えるとともに、八戸市の歴史と文化を伝える役割も担っています。

周辺情報

本鍛冶町の周辺には、八戸市の主要な施設や観光スポットが集まっています。

八戸市庁：八戸市の行政の中心。
八戸ポータルミュージアム はっち：八戸の文化や観光情報を発信する複合施設。
みろく横丁：地元の食材を使った飲食店が軒を連ねる人気のスポット。

これらの施設を巡ることで、八戸市の魅力をより深く知ることができるでしょう。

まとめ

本鍛冶町は、鍛冶職人の町として歴史を刻み、八戸市の発展とともに歩んできた地域です。地名の由来や歴史的な背景を知ることで、本鍛冶町の魅力をより深く理解することができます。八戸市を訪れる際には、ぜひ本鍛冶町を散策し、その歴史と文化に触れてみてください。

関連項目

八戸町
八戸市中心市街地

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