札幌カスタムカーショー

札幌カスタムカーショーについて

札幌カスタムカーショー（さっぽろカスタムカーショー）は、北海道の札幌市白石区にある札幌流通総合会館（アクセスサッポロ）で、2011年から2014年まで実施されていた自動車展示会です。このイベントは、カスタムカーを中心に多様な自動車文化を紹介することを目的としています。福岡で開催されるカスタムカーショーのスケールに及ばないものの、道内の企業やショップが多数出展し、参加者に楽しんでもらう場となっています。

概要

札幌カスタムカーショーは、2000年から2007年まで行われていた札幌オートサロンの実質的後継イベントとして位置づけられ、東京オートサロン事務局の公認を受けています。毎年7月の「海の日」に近い土曜日と日曜日に開催されることが多く、開催日が他の自動車関連イベントと重なることが多いため、入場者数が課題となりました。

特に、過去の回は総入場者数が1万名に満たないことも多く、第4回では特に厳しい結果となりました。こうした事情から、2015年以降は開催されていません。

その後、2016年には真駒内セキスイハイムスーパーアリーナにて、『札幌カスタムスーパーカーショー』が実施されましたが、これは元のショーとは異なる主催者による別のイベントでした。

エピソード

札幌カスタムカーショーは、毎年他の大規模自動車レースと日程が重なることがありました。特に第1回と第2回は、富士スピードウェイで開催されたフォーミュラ・ニッポン、また第3回はツインリンクもてぎで行われたスーパー耐久、第4回はスポーツランドSUGOでのSUPER GTと同日だったため、参加者が分散する懸念がありました。

初年度の開催では、D1グランプリのイメージガールだった鈴木蛍がPR活動を行い、新千歳モーターランドではD1ドライバーの上野高広選手とともに車両の試乗会も実施されました。2012年には、オートサロンのイメージガールユニット「A-class」が登場し、さまざまなアクティビティに参加しましたが、関連商品の販売はなかったため、特に注目された年となりました。

特色と課題

札幌カスタムカーショーは、毎年特にローカル企業にとって、カスタムカーの魅力を広める貴重な機会でしたが、運営における課題が多く存在していました。特に、無料シャトルバスの運行が一度も行われなかったことや、参加者の集客対策を強化できなかった点が影響し、参加者数が期待を下回る結果につながったのです。

関連イベント

同会場では、カスタムカーショー以外にもさまざまなイベントが行われています。例えば、2008年から2012年まで開催された「北海道健康サ美ット」や、2012年以降札幌ドームで行われている「札幌モーターショー」など、地元の自動車文化を盛り上げるためのイベントが多く存在しています。

札幌カスタムカーショーは、自動車愛好者にとって貴重な体験の場ではありましたが、その後の活動は他のイベントに受け継がれる形となっています。

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