札幌コンサートホールKitara

札幌コンサートホール Kitara

札幌コンサートホールKitaraは、札幌市中央区に位置する音楽専用ホールで、その優れた音響は世界的に高く評価されています。「優良ホール100選」にも選ばれており、その愛称「Kitara」は、ギリシャ神話に登場する楽器「キタラ」と、方位の「北」を意味する言葉を組み合わせて名付けられました。この名称には、調和や未来への希望といった意味が込められています。

ホールの特徴

Kitaraは、北海道初の音楽専用ホールとして中島公園内に開館しました。札幌市が所有し、公益財団法人札幌市芸術文化財団が運営管理を行っています。「国内外の音楽家が集い、札幌から音楽を創造する空間」「市民の教育の場としての空間」というコンセプトのもと、主催事業と貸館事業を展開しています。楽器の生の音を最大限に引き出すための音響設計が施されており、すべての公演には専門のレセプショニストが配置されています。

札幌交響楽団が活動拠点としており、『パシフィック・ミュージック・フェスティバル』（PMF）や『北海道吹奏楽コンクール』、『さっぽろスクール音楽祭』などのイベントも開催されています。

施設

音響設計

Kitaraの音響設計は、客席に曲線の反射壁を設け、北海道産の柔らかい木材を使用しています。また、オーケストラの音をホール全体に拡散させるため、ステージ上には軽量コンクリート製の音響反射板が設置されています。リハーサル室は遮音に配慮した浮き床構造を採用しています。

その他

中庭は一般開放されており、夏にはオープンカフェ、冬にはクリスマスツリーが飾られます。建物内外には、北海道出身の彫刻家・安田侃氏の作品「相響」が展示されています。

大ホール

座席数: 2,008席
舞台: オープンステージ（20m×13.5m×20m）
残響時間: 空席時約2.2秒、満席時約2.0秒
パイプオルガン: アルフレッド・ケルン社製
その他: 電動照明バトン、電動美術バトン、電動式迫り、楽屋、応接室、ホワイエ、クロークルーム、Kitaraギャラリー、カフェ・バー、多目的トイレ

小ホール

座席数: 453席
舞台: オープンステージ（14m×8.7m×13.5m）
残響時間: 空席時約1.7秒、満席時約1.6秒
その他: 電動照明バトン、電動美術バトン、楽屋、ホワイエ、クロークルーム、カフェ・バー、多目的トイレ

リハーサル室

大リハーサル室: ピアノ、オルガン（カール・シュッケ社製）
小リハーサル室A: ピアノ、オルガン（オーバーリンガー社製）
小リハーサル室B: ピアノ

その他施設

アーティストラウンジ、Kitaraショップ、テラスレストランKitara、託児ルームがあります。

アクセス

バス: 北海道中央バス「中島公園入口」「幌平橋」バス停、ジェイ・アール北海道バス「中島公園入口」「中島公園駅前」「幌平橋駅前」バス停下車
市電: 札幌市電中島公園通停留場から徒歩約4分
地下鉄: 札幌市営地下鉄南北線中島公園駅・幌平橋駅から徒歩約7分

外部リンク

札幌コンサートホール Kitara
札幌コンサートホール Kitara (@Kitara_sapporo) - X（旧Twitter）
札幌コンサートホール Kitara | ようこそSAPPORO


Kitaraは、音楽を愛するすべての人々にとって、特別な場所であり続けています。

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