札幌プリンスホテルタワー

札幌プリンスホテルタワー

札幌プリンスホテルタワーは、札幌市中央区に位置する28階建ての超高層ホテルです。この施設は、古くなった旧本館を取り壊し、2004年に新たにオープンしました。地上107メートルの高さを誇り、586室の客室を備えるこのホテルは、特に壮大な眺望と空間の開放感を提供しています。ロビーは27階までの吹き抜けアトリウムが特徴で、7台のシースルーエレベーターも導入されており、訪れる人々に明るく爽快な印象を与えています。

概要

このホテルは安らぎの場として評価され、空調や衛生に関する技術でも認められ、空気調和・衛生工学会からは『第20回振興賞』の技術振興賞に輝くなど、多くの賞を受賞しています。また、札幌プリンスホテルタワーからの夜景は、「札幌3大夜景」に選ばれるほど美しく、多くの観光客を魅了しています。

ホテルの歴史

札幌プリンスホテルは1972年に開業し、1980年には新館がオープンしました。また、1999年には「国際館パミール」が開館し、それにより国際的な会議などにも対応できる体制が整いました。その後、2003年に旧本館が解体され、2004年に現在のホテルタワーが完成となりました。2010年には別館も取り壊され、同年に日本APECの関連会合が行われるなど、その歴史は豊富です。

客室と施設

ホテルには様々な客室タイプが用意されており、スタンダードフロアのツインルームから、クラブフロアのロイヤルスイートルームまで、それぞれ異なるニーズに応じたスタイルが揃っています。特にクラブロイヤルスイートルームは、広々とした105平方メートルの空間を持ち、贅沢さを堪能することができます。

レストランも充実しており、ステーキハウスや中華料理店、ブッフェレストラン、スカイラウンジなど、多彩な料理を楽しむことができます。特にスカイラウンジからの夜景はロマンチックな雰囲気を醸し出しており、特別なデートや記念日にもぴったりです。

ウェディングや会議も対応

結婚式に必要な施設も整っており、チャペルや神殿、ブライダルハウスなど、様々なスタイルの式を行うことができます。また、大規模な会議や宴会にも対応するための国際館パミールでは、大宴会場が用意されており、ビジネスシーンでも多くの利用があります。

アクセス

札幌プリンスホテルタワーはアクセスも良好で、国道230号線（石山通）の沿いにあります。近くには札幌市電の中央区役所前停留場があり、地下鉄東西線の西11丁目駅からも近距離です。さらに、JR札幌駅からは車で約8分、新千歳空港からはバス等を利用して約1時間でアクセスできます。

2020東京オリンピックの選手村

2020年東京オリンピックにおいては、マラソンや競歩の選手村に選定されたことでも話題になりました。選考理由には、競技の発着点からのアクセスの良さや、過去のオリンピックでの実績が挙げられますが、選手からは食事に関する不満の声も寄せられたことで、一部で注目を集めました。

札幌プリンスホテルタワーは、宿泊、食事、ビジネス、観光など、様々な用途に応じた快適な環境を提供し続ける施設として、多くの人々に愛されています。

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