空気調和・衛生工学会

公益社団[法人]]空気調和・衛生工[[学会]

公益社団法人空気調和・衛生工学会（The Society of Heating, Air-Conditioning and Sanitary Engineers of Japan、略称：SHASE）は、空気調和、衛生、環境、エネルギーなどに関わる工学領域の発展に寄与する学術団体です。1917年の設立以来、研究発表、技術開発、知識普及など、多岐にわたる活動を展開しています。

沿革

1917年7月28日: 煖房冷蔵協会として設立。
1927年5月4日: 社団法人衛生工業協会に改称。
1962年5月4日: 社団法人空気調和・衛生工学会に改称。
2012年4月1日: 公益社団法人として認定。
2017年7月28日: 創立100周年を迎える。

活動内容

同学会は、以下の活動を通じて、空気調和・衛生工学の発展と社会への貢献を目指しています。

研究発表・学術講演会: 最新の研究成果や技術動向を発表・共有する場を提供。
講習会・見学会・セミナー: 専門知識・技術の普及・啓発を目的としたイベントを開催。
会誌・論文集の発行: 研究成果や技術情報を広く発信。
調査・研究: 空気調和・衛生工学に関する様々な課題に取り組み、解決策を探求。
技術基準の制定: 業界の発展を支える基準を策定。
技術者資格の認定: 専門知識・技術を有する人材を育成。
表彰: 優れた論文や技術を表彰し、研究開発を奨励。
知識の普及: 展示会などを通じて、一般社会への知識普及に努める。
国際交流: 海外の関連学術団体と連携し、国際的な視野を広げる。

主な刊行物

空気調和・衛生工学: 月刊の会誌として、最新の研究動向や技術情報を提供。
空気調和・衛生工学会論文集: 月刊の論文集として、学術的な研究成果を発表。
空気調和・衛生工学会大会: 年1回開催される学術論文発表会。

委員会活動

90を超える委員会・小委員会が、専門分野ごとに調査研究活動を行い、その成果を広く公開しています。これらの活動を通じて、知識と情報の共有を促進し、業界全体のレベルアップに貢献しています。

学会表彰制度

同学会では、空気調和・衛生工学の発展に貢献した会員の業績を称え、以下の表彰制度を設けています。

空気調和・衛生工学会賞: 学術・技術の進歩に貢献した優れた論文や設備技術に贈られます。
空気調和・衛生工学会特別賞: 建築設備の長寿命化に貢献する運用管理技術や更新改修技術に贈られる「十年賞」と「リニューアル賞」があります。
空気調和・衛生工学会振興賞: 新進の研究者・技術者の育成を目的とし、学生や教育関係者、会員の業績を表彰します。
井上宇市記念賞: 空気調和設備および環境工学分野の開発、設計、研究、教育に貢献した技術者、研究者に贈られます。
篠原記念賞および篠原記念賞奨励賞: 給排水または衛生に関する工学技術の進展に貢献した論文や技術研究・開発の業績を表彰します。
空気調和・衛生工学会功績賞: 学会の発展に貢献した委員会や出版物等を表彰します。

役員

(2022年4月現在)

会長: 大塚雅之 (関東学院大学)
副会長: 倉渕隆 (東京理科大学)、飯嶋和明 (三機工業)、熊谷雅彦 (日本ファシリティ・ソリューション)

歴代会長

(大正6年7月～令和2年3月)
阪田貞一 から 大塚雅之まで、多数の会長が学会の発展に貢献してきました。

空気調和・衛生工学会設備士試験

空気調和、給排水衛生設備の設計、工事監理などを行う技術者向けの資格試験です。 昭和31年より毎年実施されている専門技術者資格です。

関連項目

空気調和工学
空気調和・衛生工学会設備士

外部リンク

* 公益社団法人空気調和・衛生工学会

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