札幌南インターチェンジ

札幌南インターチェンジの詳細

札幌南インターチェンジは、北海道札幌市厚別区と清田区にまたがる道央自動車道に位置する重要なインターチェンジです。札幌南本線料金所と一体となっており、広範囲の地域からのアクセスを支えています。

アクセスと料金体系

苫小牧・千歳方面から札幌方面へ向かう際は、札幌南ICまでの料金と、札幌南ICから札幌西ICまでの均一区間料金を札幌本線料金所でまとめて支払います。一方、旭川方面や小樽方面から来た車両は、既に均一区間料金を支払っているので、通行券の処理やETC情報の入力のみで済むようになっています。この料金体系は、ドライバーにとって利便性が高い設計と言えるでしょう。

歴史

札幌南ICは段階的な整備を経て、現在の姿となりました。

1979年10月29日: 北広島IC～札幌南IC間が開通。当初は苫小牧・千歳方面からの出入口のみのハーフICでした。
1985年10月25日: 札幌IC～札幌南IC間が開通。この時、IC番号は近隣の大谷地ICと同じ「2」が割り当てられました。
1999年11月12日: 苫小牧・千歳方面への出口が設置され、IC番号が「2-1」に変更されました。
2001年9月10日: 旭川・小樽方面からの入口が設置され、フルインターチェンジとなりました。
2018年12月: IC番号が「2-1」から「29」に変更されました。

このように、札幌南ICは長年にわたる改良によって、利用者の利便性向上に努めてきた歴史があります。

周辺環境

札幌南ICの周辺は、商業施設や公共施設が充実しており、生活利便性が高い地域です。

上り線（苫小牧・千歳方面）出口周辺: 札幌厚別公園競技場、平岡公園、イオンモール札幌平岡、ライブヒルズなどがあります。

下り線（旭川・小樽方面）出口周辺: 札幌厚別公園競技場、東日本高速道路北海道支社、北海道警察本部交通部高速道路交通警察隊、大谷地病院、大谷地駅（札幌市営地下鉄東西線）、大谷地バスターミナルなどがあります。公共交通機関との接続も良好で、周辺地域へのアクセスも容易です。

道路接続

札幌南ICは、複数の主要道路と接続しています。

直接接続: 札幌新道（接続部は国道274号ではなく市道）
間接接続: 国道274号、国道12号、北海道道3号札幌夕張線（南郷通・平和通）、北海道道341号真駒内御料札幌線（厚別滝野公園通）、北海道道1138号厚別平岡線（厚別中央通）

これらの道路網を通じて、札幌市内および近郊地域とのアクセスが確保されています。

料金所

札幌南ICには、本線料金所とIC料金所があり、合計26ブースが設置されています。ETCレーンと一般レーンがバランスよく配置され、スムーズな通行を促進する設計となっています。本線料金所は上り線と下り線それぞれに設置され、IC料金所も同様に上り線と下り線、さらに出口にも設置されています。各レーン数などは、状況に応じて変更される可能性があります。

隣接インターチェンジ

(28) 北広島IC
* (30) 大谷地IC

札幌南ICは、これらのインターチェンジと連携し、道央自動車道の交通の流れを円滑にしています。

まとめ

札幌南インターチェンジは、交通の要衝として、札幌市とその周辺地域の発展に大きく貢献しています。周辺環境の整備や、料金システムの効率化など、利用者の利便性向上に向けた取り組みが継続されています。今後も、地域社会のニーズに応えるべく、更なる発展が期待されます。

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