札幌厚別公園競技場

札幌厚別公園競技場

札幌厚別公園競技場（さっぽろあつべつこうえんきょうぎじょう）は、北海道札幌市厚別区の厚別公園内に位置し、陸上競技場として広く利用されています。この競技場は札幌市が所有し、札幌市スポーツ協会が管理運営を行っています。各種陸上競技大会やサッカー、アメリカンフットボールなど多様なスポーツイベントが開催される、地域にとって重要なスポーツ施設です。

歴史

この競技場は1986年11月に完成した後、1989年には「はまなす国体」秋季大会の主会場として使用され、以降も数々の大会が開催されてきました。特に、1996年に設立されたコンサドーレ札幌のホームスタジアムとしても知られています。コンサドーレは、この競技場で1996年から1997年までのリーグ戦で21勝0敗の成績を収め、「厚別不敗神話」として名を馳せました。

2001年以降は札幌ドームと併用されるようになり、今日でも「聖地・厚別」としてファンに愛されています。競技場内では、コンサドーレの試合に合わせたチャントが歌われ、特別な空間が演出されています。

2014年度から2015年度にかけて、競技場は大規模な改修工事を実施。これにより、補助競技場の全天候走路化が進められ、国際陸上競技連盟の基準を満たす競技場としての地位を確保しました。2023年11月からはさらに大規模な改修工事が予定されており、2026年春を目指して新たな姿への進化が期待されています。

施設概要

主競技場

主競技場の収容人数は20,861人で、特別なイベントが行われない限りの Jリーグの通常の収容人数は15,353人となっています。陸上トラックは9レーンあり、ピッチは天然芝で、様々な陸上競技やサッカーの試合に対応しています。また、ナイター照明設備は完備されていませんが、必要に応じて移動式の照明機材が用意されています。

補助競技場

補助競技場も2014年度に改修され、全天候型トラックが設置されました。収容人員は4,000人で、主競技場と同様に多様なスポーツイベントに対応しています。

利用状況

競技場は4月20日から10月31日までが主な利用期間ですが、コンサドーレのホームゲームにおいては11月にも利用された実績があります。利用状況は年度によって異なり、コンサドーレの試合数は札幌ドームとの併用のため変動がありますが、近年のコロナ禍により、試合数には影響が見られました。

アクセス

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競技場へのアクセスは、札幌市営地下鉄東西線の大谷地駅から徒歩約20分です。また、大谷地駅からは専用のシャトルバスも運行されており、試合の日には多くのファンが利用します。

まとめ

札幌厚別公園競技場は、歴史と伝統に彩られたスポーツの聖地であり、今後の改修工事によってさらなる魅力を引き出すことが期待されています。地域の人々にとって、なくてはならない施設として今後も愛され続けることでしょう。

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