札幌第1合同庁舎

札幌第1合同庁舎について

札幌第1合同庁舎は、北海道札幌市北区に位置する国の行政施設です。JR札幌駅北口から徒歩圏内という利便性の高い場所にあり、北海道開発局や北海道財務局など、複数の国の機関が入居しています。

概要

1986年3月に建設が開始され、1989年6月に竣工しました。地域の中心となる施設として、より良い都市環境形成に貢献することを目的に建設されました。敷地面積は1万1649.09平方メートルで、建物は地下2階、地上18階建て、さらに1階建ての塔屋部から構成されており、延床面積は5万3030.52平方メートルに及びます。建物は鉄骨造で、一部に鉄骨鉄筋コンクリートが用いられています。

環境への配慮

建物は環境に配慮した設計がなされており、省エネルギーを意識した構造となっています。外壁には効率的な採光を可能にする単窓が取り付けられ、外壁の色は周囲の景観に調和するよう配慮されています。また、札幌の気候を考慮し、熱線反射ガラス窓を縦横に配置することで、シンプルな外観を保っています。

バリアフリー設計

地震などの災害発生時には活動拠点となることから、耐震性や耐火性が高く、高齢者や障害を持つ人々にも利用しやすいバリアフリー設計となっています。広いエレベーターや車椅子対応の公衆電話などが設置されています。

緑地

合同庁舎を高層化したことで生まれた敷地内の緑地は、市民が散策できるように曲線を描いた散策路が整備されています。札幌駅側の緑地は、市民の憩いの場として親しまれています。

北海道開発局の取り組み

建物内に位置する北海道開発局営繕部では、「北海道開発局営繕グリーン化推進計画」を掲げ、官庁施設における環境対策を推進しています。札幌第1合同庁舎は、この計画に基づき、屋上に太陽光発電装置を設置するなど、庁舎のグリーン化改修を先導的に行いました。

主な入居機関

総務省北海道総合通信局
法務省札幌法務局
財務省北海道財務局
厚生労働省北海道厚生局
厚生労働省北海道労働局
雇用助成金さっぽろセンター
中央労働委員会事務局北海道地方事務所
経済産業省北海道経済産業局
国土交通省北海道開発局
環境省北海道地方環境事務所

アクセス

JR札幌駅北口より徒歩約5分
札幌市営地下鉄南北線さっぽろ駅1番出口より徒歩約8分
札幌市営地下鉄東豊線さっぽろ駅17番出口より徒歩約4分

関連項目

第一合同庁舎内JRトラベルセンター

脚注

[出典]

外部リンク

札幌第1合同庁舎（北海道開発局営繕部のページ）
グリーン化推進計画（北海道開発局営繕部のページ）

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