札幌聖心女子学院中学校・高等学校

札幌聖心女子学院中学校・高等学校

札幌聖心女子学院中学校・高等学校（さっぽろせいしんじょしがくいんちゅうがっこう・こうとうがっこう）は、かつて北海道札幌市中央区に位置した私立の中高一貫校です。この学校は、学校法人聖心女子学院によって運営されていました。

沿革

この学院の歴史は1963年に始まり、初めて中学校が開校されました。続いて、1966年には高等学校が設立され、以降、教育の質を向上させるための取り組みがなされました。特に2006年には文部科学省から「スーパー・イングリッシュ・ランゲージ・ハイスクール」（SELHi）に指定され、2012年には国際バカロレア（IB）教育推進調査研究校としての役割も果たすこととなりました。

2013年には「ソフィア・サイエンス・クラス」や「グローバルクラス」といった新たな学科が設置され、さらなる国際化教育への取り組みが進められました。2014年にはスーパーグローバルハイスクール（SGH）の研究校に指定され、グローバルな視点での教育が強化されることとなります。

しかし、様々な事情から2021年10月26日に2025年3月の閉校を前提にし、2023年度以降の新入生の募集が停止されることが発表されました。また、2022年度には中学入学者数が10名未満となり、新中学1年生を設けない決定がなされ、2023年度には中学・高校両方の募集が終了しました。2024年4月1日には中学校が一時的に休校となり、最終的には2025年3月31日に閉校される運びとなりました。在校生は系列校や他のカトリック系学校に転校予定です。

この学院は、1963年から1973年にかけて小学校も併設していました。また、1969年から1999年にかけては英語専攻科が設けられ、中高一貫の教育の中で英語教育が行われていました。開校に際し、地所の整備には実業家の永田雅一が貢献したとされています。

制服

札幌聖心女子学院の制服は、冬服としてこげ茶色のベストとスカート、そして千鳥格子柄のジャケットを合わせるスタイルが特徴でした。夏服は、ブラウスにクリーム色のニットベスト、ベージュ系のチェック柄スカートという組み合わせでした。

著名な出身者

この学院からは多くの著名な人物が輩出されています。アナウンサーの大島由佳、竹内久乃、舟本真理、板橋未悠などがいます。さらに、歌手の金井夕子や音楽グループ「SOULHEAD」、セパタクロー選手の川又ゆうみもこの学校出身です。

交通アクセス

札幌聖心女子学院へのアクセスは、ジェイ・アール北海道バスの「札幌聖心女子学院」停留所、またはばんけいバスの「大倉山ジャンプ競技場入口」停留所からの利用が便利でした。

系列校

この学院は複数の系列校を持っており、聖心女子大学や聖心インターナショナルスクール、聖心女子専門学校などが存在しました。また、小林聖心女子学院や不二聖心女子学院中学校・高等学校も系列に属しています。

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