札弦駅

札弦駅（さっつるえき）

札弦駅は、北海道斜里郡清里町札弦町にある、北海道旅客鉄道（JR北海道）釧網本線の駅です。駅番号はB68。

歴史

1929年（昭和4年）11月14日：国有鉄道の札鶴駅として開業。
1956年（昭和31年）4月10日：札弦駅に改称。
1963年（昭和38年）1月15日：札弦ベニヤ工場専用線敷設。
1982年（昭和57年）9月10日：貨物取扱い廃止。
1984年（昭和59年）2月1日：荷物取扱い廃止。
1986年（昭和61年）11月1日：駅員配置終了。簡易委託化。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化によりJR北海道に継承。
1992年（平成4年）4月1日：簡易委託廃止、完全無人化。

駅名の由来

札弦駅の駅名は、札鶴川のアイヌ語名「サクル（sak-ru）」（夏・道）に由来します。かつてこの川に沿って山越えして標津へ至る交通路があったことに由来します。永田方正が唱えた「サッル（sat-ru）」（乾いた・道）に由来するという説もありますが、山田秀三はこれを読み違いとしています。

駅名の表記は当初「札鶴」でしたが、1955年（昭和30年）7月1日の上斜里村の町制施行・清里町改名に先立ち、町字の区域・名称の整理変更が行われ、当地の町字も札弦町となりました。それに伴い、駅名も翌年改められました。

駅構造

単式ホーム1面1線の地上駅です。旧下り本線が使われており、かつては上り本線（相対式ホーム）、副本線および貨物ホームを有していました。現在は知床斜里駅が管理する無人駅となっています。

利用状況

近年の一日平均乗車人員は減少傾向にあります。

駅周辺

札弦の集落が広がっています。

北海道道805号札弦停車場水上線
北海道道1115号摩周湖斜里線
道の駅パパスランドさっつる
清里町札弦町支所
斜里警察署札弦駐在所
札弦郵便局
札鶴ベニヤ工場

隣の駅

北海道旅客鉄道（JR北海道）

■釧網本線

清里町駅 (B69) - 札弦駅 (B68) - 緑駅 (B67)

脚注

出典

JR北海道

参考文献

グループ169.1『北海道 釧網本線』（1999年）
北海道旅客鉄道釧路支社『JR釧路支社 鉄道百年の歩み』（2001年）
本久公洋『北海道鉄道駅大図鑑』 北海道新聞社（2008年） ISBN 978-4-89453-464-3

関連項目

日本の鉄道駅一覧
咲来駅 - 同義のアイヌ語地名に由来する駅名。

外部リンク

札弦｜駅の情報検索（時刻表・バリアフリー）｜鉄道・きっぷ｜JR北海道- Hokkaido Railway Company

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