朴正祥

朴正祥（パク・ジョンサン、박정상、ぼく せいしょう、1984年8月23日 - ）は、韓国ソウル出身の囲碁棋士です。韓国棋院に所属し、許壮会九段門下で腕を磨き、現在は九段の棋士として活躍しています。彼の囲碁のスタイルは力戦派として知られ、その勝負強さが特徴です。

経歴

朴正祥が囲碁を始めたきっかけは、中学の数学教師であった父親が、息子の集中力を養うために、囲碁教室に通わせたことでした。7歳の時に全国大会で3位に入賞したことが、プロ棋士を目指す転機となります。2000年に初段となり、プロ棋士としてのキャリアをスタートさせました。

2001年、二段の時に三星火災杯世界オープン戦に初出場し、王銘鋺、古力といった強豪を破り、ベスト8に進出。その才能を早くから開花させました。2004年にはSKガス杯新鋭プロ十傑戦で優勝し、頭角を現します。2005年にはマスターズ戦神戦決勝で元晟溱を破り優勝。この年は60勝23敗という好成績で、韓国棋院勝数6位、賞金ランキング7位となりました。2006年には、棋聖戦でベスト4、電子ランド杯王中王戦では準優勝という成績を収めます。

同年、世界囲碁選手権富士通杯に初出場し、決勝で周鶴洋を破り優勝を果たしました。この優勝により六段から九段に昇段し、兵役を免除されるという栄誉を得ました。2008年には第1回ワールドマインドスポーツゲームズ男子個人戦で銀メダルを獲得。2012年には百霊愛透杯世界囲碁オープン戦でベスト16に進出。2014年には百霊杯愛透杯に出場するなど、国際舞台でも活躍を続けています。また、2014年と2015年にはマキシムコーヒー杯入神連勝最強戦でベスト4に入っています。

朴正祥は沖岩高等学校を卒業後、韓国外国語大学で中国語を学びました。尊敬する棋士として呉清源を挙げており、趣味はサッカーであるという一面も持ち合わせています。

韓国囲碁リーグでは、2004年から2015年まで様々なチームで活躍し、多くの勝利に貢献しました。2005年から2006年には、韓国棋士ランキングで6位にランクインしています。

タイトル歴

国際棋戦

世界囲碁選手権富士通杯（2006年）

国内棋戦

SKガス杯新鋭プロ十傑戦（2004年）
囲碁マスターズ戦神戦（2005年）
オスラムコリア杯新鋭連勝最強戦（2006年）

その他の棋歴

中環杯世界囲碁選手権戦 準優勝（2007年）
ワールドマインドスポーツゲームズ 男子個人戦銀メダル（2008年）
三星火災杯世界オープン戦 ベスト8（2001年）
LG杯世界棋王戦 ベスト8（2006年）
電子ランド杯王中王戦 準優勝（2006年）
マキシムコーヒー杯入神連勝最強戦 準優勝（2007年）

韓国囲碁リーグ戦績

2004年（汎洋建栄）：5勝2敗
2005年（新星建設）：3勝4敗
2006年（Kixx）：8勝5敗
2007年（Kixx）：7勝6敗
2008年（Kixx）：6勝8敗
2009年（新案天日塩）：7勝5敗
2010年（嶺南日報）：9勝7敗
2011年（嶺南日報）：8勝5敗
2012年（Kixx）：9勝8敗
2013年（SKエネルギー）：6勝8敗
2015年（華城市）：データなし

外部リンク

韓国棋院「박정상(朴正祥)」

朴正祥は、その実力と実績で韓国囲碁界を代表する棋士の一人として、今後ますますの活躍が期待されています。

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