杉山直久

杉山直久のプロフィール

基本情報

杉山直久（すぎやま なおひさ、1980年12月25日生まれ）は、京都府舞鶴市で生まれた元プロ野球選手で、投手として活躍しました。右投右打のスタイルで、阪神タイガースにおいて多くの試合でプレーしましたが、選手生活を経て現在は野球の指導者として活動しています。

経歴

プロ入り前

杉山は舞鶴市立青葉中学校から東舞鶴高校へ進学し、2年生の夏にはエースとして府大会で見事な完封勝利を収めました。しかし、3年生の時は南部高校に敗れ、不完全燃焼の思いを抱えることとなりました。その後、龍谷大学経済学部に進学し、大学野球界で頭角を現しました。特に対京産大戦ではノーヒットノーランを達成し、その名を広めました。

阪神タイガース時代

2002年のドラフトで阪神タイガースに指名され契約し、背番号18を与えられた杉山は、2003年にプロ初年度を迎えます。プロ入り一年目は三軍での基礎体力強化に努め、2004年には初の先発登板からプロ初勝利を獲得。その後、2005年には先発投手としての地位を確立し、プロ初完封など輝かしい成果を上げました。

しかし、彼のキャリアには浮き沈みもありました。打者に球の出所が見破られやすいという指摘を受け、投法を改良し、2006年に安定した成績を収められなかったものの、一時は先発ローテーションに定着したこともありました。2008年のシーズンには開幕からローテーションを任されるも、成績は振るわず、2009年以降は思うような結果を残しづらくなりました。

彼は2011年に一軍登板がなくなり、10月には戦力外通告を受け現役を退くこととなりました。

現役引退後の活動

2012年にはベースボール・チャレンジ・リーグの富山サンダーバーズで選手兼任コーチとしてプレーを続け、同年10月には引退を発表しました。引退後はスポーツマネジメント会社に勤め、特に元チームメイトの赤星憲広のマネジメントを手掛けています。

さらに、2013年には赤星が主宰する中学野球チームでピッチングコーチに就任し、若い選手たちに指導を行っている姿も見られます。2015年からはオリックス・バファローズに入団し、チームスタッフとして広報や打撃投手を担当しながら、現在も一軍マネージャーとして活躍しています。

詳細な業績

杉山はプロ時代を通じて、多くの記録を残しました。初完投と初完封は2005年に達成し、その後も他の試合においても存在感を示しました。引退後の彼のキャリアは若手選手への影響として現れ、今もなお日本の野球界に貢献しています。

まとめ

杉山直久は、野球選手から指導者へと転身し、これからも多くの選手に影響を与える存在として注目されています。彼の活躍は、京野球を愛する多くの人々に夢を与えるものとなっています。

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