杉本拓

杉本拓

杉本拓（1933年 - ）は、地方公務員、学校経営者として活躍した人物です。札幌市助役、学校法人北星学園理事長を歴任しました。

略歴

杉本氏は樺太（現：サハリン）で生まれ、終戦後に北海道へ引き揚げて育ちました。1959年（昭和34年）に弘前大学文理学部を卒業後、札幌市役所に入庁し、地方公務員の道を歩み始めます。

市役所では、秘書課長、豊平区長、衛生局長といった要職を歴任し、1982年（昭和57年）には板垣武四市長の下で秘書部長に就任。1987年（昭和62年）には総務部長に昇進しました。1989年（平成元年）には札幌市助役に就任し、板垣武四・桂信雄知事の下で市政に尽力しました。

1993年（平成5年）に札幌市役所を停年退官後は、教育の世界へ転身し、小樽短期大学経営実務科教授として、地方自治論、地方自治法、地方公務員論を担当しました。2002年（平成14年）に小樽短期大学を退職後、学校法人北星学園理事長に就任し、学園の経営に携わりました。2011年（平成23年）に北星学園理事長を退任しています。

受賞歴

長年にわたる地方自治と教育への貢献が認められ、2006年（平成18年）に瑞宝小綬章を受章しました。

参考情報

* 『北海道人物・人材情報リスト　2011　き～な』日外アソシエーツ、2010,12　p1081

杉本拓氏は、地方公務員として札幌市の発展に貢献し、教育者として人材育成に尽力した人物として、その功績は高く評価されています。

もう一度検索