李淳弘

李 淳弘（り すのん、ハングル：리순홍）は、2002年6月29日に生まれた日本のラグビーユニオン選手です。主にフッカーとしてプレーし、2025年シーズンより国内最高峰リーグであるジャパンラグビーリーグワンに加盟するリコーブラックラムズ東京の一員として活躍しています。

大阪朝鮮高級学校でラグビーに打ち込んだ李選手は、高校在学中にその才能を認められ、U17近畿代表に選出されました。高校時代のキャリアにおいて、若手選手の育成と強化を目的とする第15回全国高等学校合同チームラグビーフットボール大会（KOBELCO CUP）に出場。全国レベルの舞台で貴重な経験を積み、今後の飛躍に向けた基礎を築きました。

高校卒業後、ラグビー強豪校として知られる京都産業大学へ進学。大学の舞台でフッカーとしての技術とフィジカルをさらに磨き上げました。特に2年次以降、李選手はチームにとって欠かせない存在となります。2年次から3年次にかけては、関西大学春季トーナメント、関西大学ラグビーフットボールリーグ、そして大学ラグビー最高峰の栄誉を競う全国大学ラグビーフットボール選手権大会といった主要な公式戦において、先発フッカーとして驚異的な全試合出場を果たしました。

これは、李選手の持つ卓越したスキル、強靭なフィジカル、そして試合を通じて高いレベルのパフォーマンスを維持できる耐久力を証明するものです。フッカーという激しいポジションでありながら、怪我なく常にチームの最前線で戦い続けたことは、そのプロフェッショナルな姿勢と信頼性の高さを物語っています。さらに、4年次においても、引き続き公式戦の全ての試合に出場を果たし、大学での4年間を通じて、常にチームを牽引し続けました。

大学での輝かしい実績が評価され、李選手は日本のトップリーグであるジャパンラグビーリーグワンからの注目を集めます。2025年1月27日、彼はリコーブラックラムズ東京への入団を正式に発表しました。プロの舞台での新たな挑戦を決意した李選手は、同年3月に京都産業大学を卒業。アマチュア時代に培った豊富な経験と確かな実力を胸に、プロフェッショナルとしてのキャリアをスタートさせました。リコーブラックラムズ東京での活躍を通じて、日本のラグビー界においてさらなる高みを目指していくことが期待されています。

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