村上寛

村上寛：日本のジャズドラム界を牽引する巨匠

村上寛（むらかみ ひろし）は、1948年3月14日東京都に生まれ、日本のジャズシーンを長きにわたり支え続けている、卓越したドラマーです。

プロとしての出発と多様な音楽活動

1967年、村上は本田竹広トリオに参加し、プロとしての活動を開始しました。その後、菊地雅章や渡辺貞夫といった、日本のジャズ界を代表するミュージシャンのグループにも参加し、その才能を広く知らしめました。彼のドラムプレイは、ジャズの伝統を踏まえつつも、常に新しい表現を追求する姿勢に溢れており、多くのファンやミュージシャンから支持を集めています。

ネイティブ・サンの結成とフュージョンへの挑戦

1978年、村上は本田竹広、峰厚介らと共に、ジャズ・フュージョングループ「ネイティブ・サン」を結成。このグループは、ジャズの即興性とロックやファンクのリズムを取り入れた、斬新な音楽性で人気を博しました。ネイティブ・サンでの活動を通じて、村上はより幅広い音楽ファンにその名を知られるようになり、日本のフュージョンシーンの発展に大きく貢献しました。

Four Soundでのプロデュースワーク

1989年には、Four Sound（板橋文夫、井野信義、村上寛）を結成し、音楽家としてだけでなく、プロデューサーとしての才能も発揮しました。Four Soundでは、より実験的な音楽にも挑戦し、自身の音楽性の幅を広げると共に、新たな才能の発掘にも尽力しました。

NHK-BSジャズ喫茶への出演とその後

1997年からの2年間、NHK-BSジャズ喫茶にレギュラードラマーとして出演し、お茶の間にもその名を知られる存在となりました。その後は、ケイ赤城トリオや岡田勉カルテットなど、様々なグループで活動し、現在も精力的に演奏活動を続けています。

ディスコグラフィ

リーダー作品

Dancing Sphinx（ダンシング・スフィンクス）
VIVO!

関連情報

東京都出身の人物一覧

外部リンク

村上　寛 - Ameba Blog
* 【証言で綴る日本のジャズ】村上 寛 - ARBAN

村上寛は、常に進化を続けるドラマーとして、日本のジャズシーンに多大な影響を与え続けています。彼の音楽は、これからも多くの人々に感動と喜びを与え続けることでしょう。

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