村上航 (野球)

村上 航（むらかみ わたる）

概要

村上航は、2000年11月1日生まれのプロ野球選手で、北海道札幌市出身の右投右打の投手です。現在、くふうハヤテベンチャーズ静岡に所属しています。

経歴

村上は札幌市立本通小学校3年生の時に軟式野球を始め、その後のキャリアで、札幌市立柏丘中学校の軟式野球部に所属し、2年生の時には全国大会に出場。この経験が彼に与えた影響は大きく、投手としての才能を開花させるきっかけとなりました。

高校時代には、北海道札幌白石高等学校に進み、1年夏にはすぐにベンチ入り。特に3年生時の夏の北北海道大会ではキャプテン兼エースとして全試合を完投し、2試合を完封する成績を残しました。しかし、南北海道大会では初戦で敗退しました。

その後、北海学園大学に進学し、準硬式野球部で活動。ここでもピッチャーとしての腕前を磨き、全国大会での経験と、一緒にプレーした仲間との絆が彼の成長の一因となりました。大学3年時からは、社会人野球チームのウイン北広島で硬式野球に再挑戦し、全日本クラブ選手権でも無失点の好投を見せました。

大学4年時には、アジアンブリーズというトライアウトプログラムに参加。メジャーリーグのチームと対戦し、更にカナダのサマーリーグでも経験を積むことができました。これらの活動を通じて、彼の野球に対する情熱と決意は一層強固になったことでしょう。

2022年11月、ベースボール・チャレンジ・リーグのドラフトで茨城アストロプラネッツに指名され、入団。初年度の2023年シーズンは困難なスタートを切りましたが、徐々に改善を見せました。特に、6月にサイドハンドに転向したことで、球速や変化球の精度が向上し、彼のパフォーマンスは安定感を増しました。

2023年シーズンを通して、彼は13試合に登板し1勝1敗、防御率6.17という成績を残しましたが、8月以降の復調により、その後は失点の少ない安定した投球を続けました。また、巨人三軍との交流戦で見せた149 km/hの速球は、彼の持ち味を改めて印象付けるものでした。

特徴

村上はスリークォーター気味のサイドスローピッチャーで、躍動感あふれる投球フォームが特徴です。彼の直球は平均145km/h、最速151km/hに達し、さらに手元で大きく変わるスライダーを駆使します。これにより、打者にとっては非常に打ちづらいピッチャーとなっています。

今後の展望

2024年からは、くふうハヤテベンチャーズ静岡に参加し、さらなる成長を目指住んでいます。背番号は、茨城時代と同じ14に決まり、彼の新たな挑戦が始まります。

村上航は、今後も独立リーグや新たな舞台でその能力を発揮しながら、プロ野球界での地位を確立するために尽力していくことでしょう。

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