来待駅

来待駅（きまちえき）

来待駅は、島根県松江市宍道町東来待に位置する、西日本旅客鉄道（JR西日本）山陰本線の駅です。宍道湖に程近い場所にあり、かつては来待石の採掘で栄えた来待地区へのアクセス拠点となっています。

歴史

来待駅は、昭和初期に開設されました。

1929年（昭和4年）12月25日：山陰本線の湯町駅（現・玉造温泉駅） - 宍道駅間に新設され、旅客および貨物の取り扱いを開始。
1962年（昭和37年）10月1日：貨物取り扱いを廃止。
1972年（昭和47年）2月10日：荷物扱いも廃止となり、無人駅化。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化に伴い、JR西日本の駅となる。
2003年（平成15年）9月：旧駅舎が解体。
2009年（平成21年）11月29日：開業80周年を記念する式典が開催。
2016年（平成28年）12月17日：ICカード「ICOCA」が利用可能となり、ICカード専用の簡易改札機が設置。

駅構造

来待駅は、相対式ホーム2面2線を有する地上駅です。当駅と玉造温泉駅の間は複線区間となっており、松江方面が複線、出雲市方面が単線となる交換可能駅でもあります。駅舎は上りホーム側にあり、両ホームは跨線橋で連絡しています。跨線橋には駅舎反対側にも出入口が設けられています。

現在は松江駅が管理する無人駅となっています。

のりば

来待駅のホームは以下の通りです。

上り(2のりば): 松江方面

下り(1のりば): 出雲市方面

利用状況

2022年度の1日平均乗車人員は107人です。過去のデータと比較すると、利用者は減少傾向にあります。

2004年度：124人
1994年度：232人
1984年度：237人

近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通りです。

駅周辺

来待駅は国道9号線沿いに位置し、近くには宍道湖が広がります。駅周辺には以下の施設があります。

松江警察署 来待駐在所
来待郵便局
国道9号
島根県道267号海潮宍道線
宍道コミュニティバス来待駅停留所
モニュメント・ミュージアム来待ストーン：駅から徒歩約15分

隣の駅

西日本旅客鉄道（JR西日本）

山陰本線
■快速：通過
■普通：玉造温泉駅 - 来待駅 - 宍道駅

その他

来待駅は、過去にテレビ番組や映画のロケ地としても使用されたことがあります。特に、映画版『未来日記 (ウンナンのホントコ!)|未来日記_(ウンナンのホントコ!)』では、地名に「来るのを待つ」という意味を持たせ、登場人物の目的地として登場しました。

外部リンク

来待駅｜駅情報：JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道

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