東京の人さようなら

東京の人さようなら

『東京の人さようなら』は、1956年に東宝が製作・配給した映画です。モノクロ、スタンダードサイズで公開され、同時上映は『与太者と若旦那』でした。

概要

この映画は、離島を舞台にした悲恋物語です。都会から来た青年と島の娘の身分違いの恋、そして別れを描いています。歌謡映画というジャンルで、主題歌も島倉千代子が歌い、映画の雰囲気を盛り上げています。

キャスト

島の娘・千代：島倉千代子
大野信一：山田真二
千代の父・源助：上田吉二郎
千代の母・なつ：本間文子
信一の母・のぶ子：東郷晴子
信一の妹・敏子：八島恵子
親戚の娘・幸子：香川悠子
元村竜吉：大山健二
元村かね：三田照子
元村良吉：伊東隆
船員・甚太郎：石原忠
巡査・大崎：佐田豊
アンコお咲：河美智子
千代の叔父・泰造：河崎堅男
監視人：榊田敬二

スタッフ

製作：竹井諒
音楽：竹岡信幸
撮影：芦田勇
美術：小川一男
録音：長岡憲治
照明：猪原一郎
脚本・監督：本多猪四郎
主題歌：「東京の人さようなら」（作詞：石本美由起、作曲：竹岡信幸、歌唱：島倉千代子）

詳細

物語は、都会から島へやってきた青年と、島で育った純朴な娘が出会い、惹かれ合うところから始まります。しかし、二人の間には越えられない壁があり、身分や育った環境の違いが二人の恋路を阻みます。映画全体を彩る美しい島の風景と、島倉千代子の歌声が、より一層悲恋の物語を際立たせています。

本多猪四郎監督は、特撮映画のイメージが強いですが、本作のようなドラマ作品も手掛けており、その演出力が高く評価されています。

主題歌「東京の人さようなら」は、映画公開と同時に大ヒットし、島倉千代子の代表曲の一つとなりました。映画の内容とリンクした歌詞が、多くの人々の心を掴み、時代を超えて愛されています。

この映画は、当時の社会情勢や価値観を反映しており、日本の映画史においても重要な作品と言えるでしょう。

参考文献

竹内博 編『本多猪四郎全仕事』朝日ソノラマ〈ファンタスティックコレクション〉、2000年5月1日。ISBN 4-257-03592-7。

外部リンク

東京の人さようなら - ウェイバックマシン（2016年4月1日アーカイブ分） - 東宝WEB SITE 資料室
東京の人さようなら - 日本[[映画]]データベース
東京の人さようなら - KINENOTE
東京の人さようなら - allcinema
* Tôkyô no hito sayônara - IMDb（英語）

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