東京ランドスケープ研究所

株式会社東京ランドスケープ研究所：日本のランドスケープデザインをリードする企業

株式会社東京ランドスケープ研究所は、1968年（昭和43年）6月11日に設立された、日本のランドスケープデザイン業界を代表するコンサルティング会社です。東京都渋谷区に本社を置き、茨城県、神奈川県、愛媛県、埼玉県にも拠点を展開し、全国規模で事業を展開しています。

事業内容:同社は、ランドスケープデザインに関するコンサルティング業務に加え、建設業としての造園請負工事業も請け負っています。単なる設計図作成にとどまらず、構想段階から施工、そして完成後の維持管理まで、一貫したサービスを提供することで、クライアントのニーズに的確に対応しています。東京都知事登録（特-29）第147656号を取得しており、高い信頼性と専門性を有していることが伺えます。

歴史:1963年、小林治人氏がLA企画制作事務所を設立。その経験とノウハウを基盤に、5年後の1968年に東京ランドスケープ研究所を設立しました。以来、半世紀以上にわたり、日本の都市景観の形成に貢献しています。

主な実績:同社は、数々の著名なプロジェクトを手掛けてきました。代表的なものとしては、以下が挙げられます。

お台場海浜公園 (1990年): 東京臨海副都心開発の中核を担う公園の設計・施工に参画。
淡路景観園芸学校 (2001年): 美しい景観と教育機能を融合させた施設の設計に貢献。
丸亀市民広場 (1977年): 市民が集い憩える空間の創造に尽力。
南長野運動公園 (1998年): スポーツとレクリエーションを両立させた公園の設計・施工。
国際科学技術博覧会会場 (1985年): 大規模イベント会場のランドスケープデザインを担当。
砂沼サンビーチ (1979年、茨城県): 自然と調和したレクリエーション施設の設計・施工。
その他: これ以外にも、神奈川県横須賀市追浜地区の協働型地域づくりファシリテーター業務(2000年)、藤枝総合運動公園陸上競技場(2002年)、座間谷戸山公園(1998年)など、多様なプロジェクトに携わっています。

受賞歴:東京ランドスケープ研究所は、その優れたデザインと技術によって、数々の賞を受賞しています。

平成29年度 (一社)ランドスケープコンサルタンツ協会賞 優秀賞設計部門（肥後細川庭園）
平成25年度 (一社)ランドスケープコンサルタンツ協会賞 優秀賞調査・計画部門（「桜源郷」桜川市景観まちづくりマスタープラン）
平成22年度 東京都建設局長賞（エジプト・アラブ共和国「東京庭園」修復工事監理業務）
平成13年度 Nation in Bloom 2001（アメリカ）最優秀賞、平成12年度 ふるさとづくり振興奨励賞（財）あしたの日本を創る協会（鷹取川ゆめプランワークショップ）
平成12年度 第16回都市公園コンクール 建設省都市局長賞設計部門（東京都野山北・六道山公園）
* そして、その他多数の都市公園コンクールでの受賞歴など。

組織:東京ランドスケープ研究所は、高度な専門知識と豊富な経験を持つスタッフによって構成されています。多様な専門分野のスペシャリストが連携することで、複雑な課題にも対応できる体制を整えています。

事業所:本社に加えて、複数地方拠点を持つことで、全国各地のプロジェクトに対応できる体制を構築しています。

今後の展望:東京ランドスケープ研究所は、これからも日本のランドスケープデザインの進化に貢献し、より美しく、そして持続可能な都市環境の創造を目指していきます。

参考文献: 上原敬二賞受賞者に聞く : 小林治人先生 (人物インタビュー・第27回上原敬二賞受賞者)　ランドスケープ研究 73(4), 354-357, 2010年2月号

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