東京大学ウォリアーズ

東京大学アメリカンフットボール部ウォリアーズ

東京大学運動会アメリカンフットボール部、通称「ウォリアーズ」は、関東学生アメリカンフットボール連盟に所属する、東京大学の体育会アメリカンフットボールチームです。国立大学で唯一TOP8（上位ブロック）に所属しており、その活動は常に注目を集めています。

概要

ウォリアーズは、1957年の創部以来、数々の歴史を刻んできました。チーム内コミュニケーションにSlackを導入するなど、先進的な取り組みも積極的に行っています。チームカラーは水色と黄色で、これはフィールド上での彼らの象徴となっています。

歴史

創部から初期の挑戦

1957年9月、ウォリアーズは産声を上げました。翌1958年には日本体育大学との初戦を迎えましたが、0-14で敗戦。1959年には関東学生アメリカンフットボール連盟に加盟し、二部リーグでの戦いが始まりました。1961年には三部降格を経験するも、翌年には二部リーグに復帰。1964年には全勝で首位に立つも、入替戦で敗れ一部昇格はなりませんでした。

初の一部昇格とリーグ再編

1965年、ウォリアーズは再び全勝で首位を獲得し、入替戦で防衛大学校を破り、悲願の一部昇格を果たしました。その後、1969年には二部降格を経験するも、1970年にはリーグ改編により「東京六大学リーグ」の一員となります（1972年からは東京七大学リーグ）。

愛称制定と試練

1980年には愛称「WARRIORS」が制定され、チームの結束がさらに強まりました。1981年には一部昇格を果たすも、翌年には二部降格。1989年に再び一部へ昇格しています。

チーム改革と新たな挑戦

1994年、「東大フットボール元年」と銘打ち、チーム改革に着手。トレーナー制度の本格導入など、数々の施策を実行しました。1996年にはシーズン2位となり、プレーオフに初出場。準決勝で日本大学に敗れました。2004年には入替戦で敗れ二部降格となりましたが、翌年には「新生WARRIORS元年」として再びチーム改革を行い、社会人コーチ体制を導入。全勝で二部優勝を果たし、一部復帰を果たしました。

TOP8への昇格

2014年にはリーグ改編により、一部リーグがTOP8とBIG8の二つに分かれ、ウォリアーズはBIG8に所属。2018年には、部の支援法人「一般社団法人 東大ウォリアーズクラブ」を設立。6勝1敗で首位となり、TOP8への自動昇格を果たしました（TOP8の日本大学の不祥事による措置）。

過去に在籍した選手たち

ウォリアーズからは、多方面で活躍する人材が輩出されています。以下はその一部です。

古森重隆（OL/DL、1962年度卒） - 富士フイルムホールディングス代表取締役社長兼CEO
溝手顕正（1965年度卒） - 元参議院議員、元広島県三原市市長、元幸陽船渠代表取締役社長
小宮山宏（C/LB、1966年度卒） - 第28代東京大学総長、三菱総合研究所理事長、現OB会長
藤森義明（HB、1974年度卒） - 日本オラクル取締役会長
杉尾秀哉（1980年度卒） - 参議院議員、元TBSテレビ報道局記者、解説委員
輿亮（RB、1982年度卒） - 富士通技術者、富士通フロンティアーズ副部長、アメフト解説者、アメリカンフットボール日本代表元監督
野口聡一（1989年度卒） - 宇宙飛行士
三沢英生（OL、1995年度卒） - 現監督、ドーム取締役常務執行役員、筑波大学客員教授
林宙紀（RB、2002年度卒） - ラジオパーソナリティ、ナレーター、ニュースキャスター、元衆議院議員
黛拓郎（TE） - アサヒビールシルバースター

その他の情報

ヘッドコーチ: 森清之
ライバルチーム: 京都大学ギャングスターズ

外部リンク

公式ウェブサイト
東京大学アメフト部WARRIORS (@tokyo_warriors) - X（旧Twitter）
東京大学運動会アメリカンフットボール部WARRIORS (tokyowarriors) - Facebook
東京大学運動会アメリカンフットボール部WARRIORS (@tokyo_warriors) - Instagram

ウォリアーズは、その長い歴史の中で、常に挑戦を続け、進化を遂げてきました。今後の活躍にも目が離せません。

もう一度検索