東京家庭裁判所

東京家庭裁判所

東京家庭裁判所は、日本の東京都千代田区に位置しており、家庭に関する法的問題を扱う家庭裁判所です。この裁判所は、東京都全体を管轄しており、略称は「東京家裁」として知られています。裁判所の本庁は千代田区にあり、また、立川には支部が、八丈島および伊豆大島には出張所が設置されています。

所在地の詳細

本庁である東京家庭裁判所は、東京都千代田区霞が関1丁目1-2に位置し、東京家庭・簡易裁判所合同庁舎に入っています。交通アクセスも便利で、丸ノ内線・日比谷線の霞ケ関駅から徒歩約1分、千代田線霞ケ関駅からも徒歩約5分と、都心にありながらアクセスの良い立地です。

立川支部は東京都立川市緑町10-4にあり、多摩都市モノレール高松駅から徒歩約5分、JR中央線の立川駅北口からもアクセスが可能です。さらに、八丈島出張所は八丈町大賀郷1485-1にあり、八丈島空港から車で約10分の距離にあります。伊豆大島出張所は大島町元町字家の上445-10に位置し、大島空港からは車で約8分で到達できます。

管轄エリア

東京家庭裁判所の本庁は、東京都内の特別区を含む広範なエリアを管轄しています。このエリアには、東京23区、三宅村、御蔵島村、小笠原村も含まれます。立川支部は主に多摩地域を対象とし、八丈島出張所は八丈支庁の所管区域（八丈町や青ヶ島村）、伊豆大島出張所は大島支庁の区域（大島町、利島村、新島村、神津島村）をカバーしています。

出張所で扱う事務は、家庭に関連した事例の審判および調停に限られ、本庁が管轄する事務は出張所では取り扱われません。特に、16歳未満の子供が不法に国外へ連れ去られた場合の子の返還に関する事案については、本庁が専属で対応します。

歴代所長

東京家庭裁判所は、長い歴史を持つ機関であり、さまざまな顕著な司法官が所長を務めてきました。1978年から1980年にかけて矢口洪一氏が、1983年から1985年には千葉和郎氏が所長を務めました。1985年から1987年は野田愛子氏が、1987年から1988年4月までは中島一郎氏が所長でした。1994年から1997年には北川弘治氏、1997年から1999年には三宅弘人氏が続きました。

その後、青山正明、濱崎恭生、中込秀樹、細川清、門口正人、山崎恒、西岡清一郎、そして小川正持といった各所長が在任しました。さらに、最近では貝阿彌誠、田村幸一、大門匡、甲斐哲彦、杉原則彦、中里智美、若園敦雄、そして現所長の村田斉志氏が歴代の所長を務めています。

東京家庭裁判所は、家庭に関する問題を扱う重要な司法機関として、今後も社会のニーズに応えながら活動していくことでしょう。

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