東京都八王子市高倉町に位置する
東京都立八王子東
高等学校は、通称「八東(はちひが)」「東(ひがし)」「東高」として親しまれています。生徒は「東生」と呼ばれることが多いです。
概要
1976年に開校した比較的新しい都立高校でありながら、進学指導重点校として指定されています。伝統的な
旧制中学校を前身とする名門校とは異なり、新しい学校としての独自の背景を持っています。
学習の柱:探究活動
「自ら学ぶ・自ら考える・自ら創る」をキーフレーズに、探究活動を重視しています。生徒の協働力、実践力、想像力、思考力、判断力、創造力、人間理解力、意思決定力の8つの資質・能力を育成することを目指しています。
丁寧な指導
「重点校の中で一番生徒を伸ばす」という評価もあり、面倒見の良さに定評があります。生徒一人ひとりの個性と能力を伸ばすための丁寧な指導が行われています。
校名の由来
当初は「高倉」という校名が予定されていましたが、市内の「片倉」と混同される可能性があったため、現在の「八王子東
高等学校」となりました。
指定校
現在、進学指導重点校、Global Education Network 20 (GE-NET20)、理数研究校、海外学校間交流推進校、探究的な学び推進校に指定されています。
沿革
開校の背景
1976年、日野・
八王子市民の都議会への
請願がきっかけで開校しました。校地は、かつて
八王子競馬場や八王子牧場があった場所です。
単独選抜からトップ校へ
開校当初は学校群に属さず、単独選抜校でした。その後、
学区内の学力上位層が集まり、
グループ合同選抜制度(1982年〜
1993年)において第七
学区のトップ校となりました。
進学指導重点校として
2001年に進学指導重点校に指定され、
学区制廃止後も、町田高校や国分寺高校などと共に
多摩地域の難関都立高校としての地位を確立しています。
年表(主要部)
象徴
校章
1期生からの応募作品を基に、初代
美術教諭が図案化。「八王子」の由来である「王」の字を八つ環状に並べて光を表し、中央に「東」の字を入れて太陽を象徴化しています。
制服
男女ともに焦げ
茶色の
ブレザーと
えんじ色の
ネクタイが特徴。
2018年にリニューアルされ、機能性と
ジェンダーフリーの視点が取り入れられました。
校樹
シラカシが校樹として親しまれています。
教育目標
「健康」「勉学」「良識」を掲げ、人間尊重の精神を基に、心身ともに健康で、知性と
感性に富み、思いやりと規範意識のある生徒の育成を目指しています。
教育
進学指導
「塾・予備校要らず」を謳い、学校での学習を重視した進学指導を行っています。難関
国公立大学を目指す生徒に対応した
カリキュラムが組まれています。
文理融合
2年次までは文系・理系に分かれず、全員が同じ授業を受けます。多様な考え方や
価値観を共有し、生徒同士の
相乗効果を生み出すことを目的としています。
習熟度別授業と講習
英語と
数学の一部で習熟度別授業を実施。長期休業中には多くの講習が用意されています。
教育改革
土曜授業の導入やグランドデザインの策定、校内
Wi-Fi環境の整備など、先進的な教育改革に取り組んでいます。
探究
大学入試改革に対応した教育活動として「探究」を導入。大学や企業と連携した課題解決プロジェクトなどを通して、生徒の主体性と課題解決能力を養っています。
入学試験
2003年より国語・
数学・
英語で自校作成問題を採用しています。
進路
ほぼ全ての生徒が四年制大学に進学し、特に
国公立大学を志望する傾向が強いです。
東京大学、
京都大学、
一橋大学、
東京工業大学などの難関大学への進学者も多数輩出しています。
学校行事
しらかし祭(白樫祭)
文化祭、体育祭、後夜祭の総称で、毎年9月上旬に文化祭、中旬に体育祭・後夜祭が開催されます。
その他
新歓祭、スポーツ大会、芸術鑑賞教室、宿泊防災訓練、修学旅行、遠足、スキー教室、
合唱祭など、 다양한学校行事が 개최됩니다.
部活動
体育系・文化系ともに 다양한 部活動があり、加入率は95.0%です。全国大会出場経験のある部活動も多数あります。
交通アクセス
周辺環境
東京都立大学日野キャンパスや小学校、公園などが隣接する
文教地区です。
著名な卒業生
政界、財界、学術界、文化界、芸能・マスメディア、スポーツなど、様々な分野で活躍する人材を輩出しています。
関連団体
同窓会、サポーターズクラブ、
PTAなど、学校を支援する 다양한 団体があります。
対外関係
台湾の
高雄市立高雄高級中学と姉妹校提携を結んでいます。
東京外国語大学との間で協定を締結しています。
関連書籍
学校関係者による著作が複数出版されています。
関連項目