東京都道・神奈川県道2号東京丸子横浜線

東京都道・神奈川県道2号東京丸子横浜線

東京都品川区西五反田を起点とし、神奈川県横浜市神奈川区に至る主要地方道である東京丸子横浜線は、都市部の交通を支える重要な幹線道路です。この路線は、丸子橋交差点を境に、五反田方面を中原街道、綱島方面を綱島街道と通称され、地域住民にとって馴染み深い道となっています。

概要

起点: 東京都品川区西五反田（大崎広小路交差点）
終点: 神奈川県横浜市神奈川区浦島丘（浦島丘交差点）
路線延長:
東京都区間: 7,210 m (2013年4月1日現在)
川崎市区間: 3,276 m (2013年4月1日現在)
横浜市区間: 9,540 m (2014年4月1日現在)

歴史

この道路の歴史は古く、鎌倉時代に作られた鎌倉街道下の道の一部が原形となっています。室町時代から江戸時代初期には、小田原城と江戸城を結ぶ中原街道として整備され、徳川家康によってさらに拡充されました。近代に入り、1920年には東京府道19号、神奈川県道都田下大崎線、神奈川県道神奈川溝ノ口線として指定。その後、1935年には丸子橋が開通し、京浜国道と府県道を結ぶ重要な橋となりました。1954年には主要地方道五反田丸子東神奈川線として、翌年には東京都道・神奈川県道2号東京丸子横浜線として指定されました。

1993年には、主要地方道として再認定され、現在の姿に至ります。

路線状況

この道路は、以下の通称で呼ばれています。

中原街道: 東京都品川区・中原口交差点 - 神奈川県川崎市中原区・丸子橋交差点
綱島街道: 神奈川県川崎市中原区・丸子橋交差点 - 横浜市神奈川区・浦島丘交差点

丸子橋交差点を境に、北側が中原街道、南側が綱島街道と分かれています。また、丸子橋交差点から西方向へ分岐する神奈川県道45号線も、一部区間で中原街道と呼ばれています。

道路施設

丸子橋: 多摩川を跨ぐ
大綱橋: 鶴見川を跨ぐ

都市計画路線名

放射2号線: 東京都品川区内の西五反田七丁目から荏原二丁目までの区間。地域の防災性向上、交通円滑化、都市景観創出を目的とする。

交通データ

平成27年度の道路交通センサスによると、各観測地点で多くの交通量があります。

将来の対策

東京都内の区間は、第一次緊急輸送道路として指定され、災害時における重要な役割を担います。

地理

この道路は、東急池上線や東急東横線と並走する区間が多く、洗足池や多摩川台公園などの花の名所も沿線に点在しています。

通過する自治体

東京都: 品川区 - 大田区
神奈川県: 川崎市（中原区） - 横浜市（港北区 - 鶴見区 - 神奈川区）

交差する道路

（詳細な交差道路は省略）

沿線の他交通機関

沿線には、多数の鉄道駅があり、公共交通機関とのアクセスも良好です。

JR線: 山手線、横須賀線、南武線、武蔵野南線、横浜線、東海道新幹線、東海道貨物線
東急線: 池上線、大井町線、多摩川線、東横線、目黒線
横浜市営地下鉄: 4号線
京急線: 本線

周辺の施設

（詳細な施設情報は省略）

参考文献

内務省道路改良会発行『道路の改良』1920年 - 1944年
工事画報社発行『土木建築工事画報』1925年 - 1940年
北倉庄一『中世を歩く』1998年

関連項目

日本の道路
主要地方道
東京都の都道一覧
神奈川県の県道一覧

外部リンク

国土交通省 / 関東地方整備局
東京都 / 建設局 / 都市整備局
品川区
大田区
川崎市 / 建設緑政局 / まちづくり局
横浜市 / 建築局 / 都市整備局 / 道路局
* 社団法人土木学会 / 土木学会附属土木図書館


この路線は、歴史的な背景を持ちながらも、現代の都市交通を支える重要な役割を果たしています。

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