東京都道15号府中清瀬線

東京都道15号府中清瀬線について



東京都道15号府中清瀬線は、東京都府中市から清瀬市に至る、全長約15.8kmの主要地方道です。通称として「小金井街道」や「新小金井街道」の名で親しまれており、地域の重要な交通インフラとして機能しています。この道路は、都内を東西に横断するように走り、府中市、小金井市、小平市、東久留米市、清瀬市といった複数の市を通過します。

路線概要



  • - 起点: 府中市八幡町一丁目（東京都道229号府中調布線交点＝八幡宿交差点）
  • - 終点: 清瀬市（東京都道24号練馬所沢線交点、きよせの森総合病院東南角）
  • - 総延長: 15,759m
  • - 面積: 224,995m2（2013年4月1日現在）
  • - 主な通称: 小金井街道

この道路は、都道としての認定要件である「主要地と主要地とを連絡する道路」を満たしており、都市計画道路としても複数の区間が指定されています。

路線状況



東京都道15号府中清瀬線は、本線と支線、バイパスで構成されています。

本線（小金井街道）

府中市八幡宿交差点から清瀬市元町に至る区間で、主要な交通路として利用されています。この区間は、東京都道132号小川山田無線および東京都道234号前沢保谷線と重複する箇所があります。

支線（新小金井街道）

滝山南交差点から清瀬市上清戸に至る区間で、東京都道5号新宿青梅線（新青梅街道）や東京都道248号府中小平線（新小金井街道）と交差します。また、東京都道129号東村山東久留米線や埼玉県道・東京都道40号さいたま東村山線支線と重複する箇所があります。

支線（東村山3・4・13号）

清瀬市松山1丁目内で本線と支線を結ぶ短い区間です。

道路の歴史



「小金井街道」として知られる本線は、歴史的にルートの変更がなされています。元々は前沢宿から東に進み、米津寺の東側を通過する経路でしたが、昭和14年に傷病軍人東京療養所（現在の国立病院機構東京病院）への搬送路として、前沢宿から北へ直進するルートへと変更されました。この工事は、軍からの要請を受け、短期間で完了しました。

交通状況



この道路は、西武新宿線および西武池袋線と交差する箇所で踏切があるため、時間帯によっては渋滞が発生しやすいという課題がありました。特に、JR中央本線との交差部「小金井街道踏切」は、かつて「開かずの踏切」として知られていましたが、2007年から2009年にかけて高架化工事が完了し、踏切は廃止されました。

周辺環境



沿線には、住宅地、商業施設、公共施設などが点在しており、地域住民の生活に密着した道路です。また、府中市、小金井市、小平市、東久留米市、清瀬市といった複数の市を繋いでおり、これらの地域間の移動を円滑にする役割も担っています。

交差する主な道路と鉄道



交差する道路


交差する鉄道


交差する河川


東京都道15号府中清瀬線は、地域住民の生活を支えるとともに、都内の交通網を形成する上で重要な役割を果たしています。

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