東京都道8号千代田練馬田無線

東京都道8号千代田練馬田無線

東京都道8号千代田練馬田無線は、東京都千代田区の九段下交差点を起点とし、西東京市の名称無し交差点（東京都道4号東京所沢線交点）を終点とする、全長約27kmの主要地方道です。都心部から郊外へと続くこの道路は、目白通り、富士街道といった通称で親しまれ、都民の生活を支える重要な役割を担っています。

路線概要

この道路は、千代田区を起点とし、新宿区、文京区、豊島区、中野区、練馬区を経由して西東京市に至ります。都市計画道路放射第7号線の一部を構成し、特に起点から谷原交差点までの区間が該当します。また、一部区間にはバイパス（新目白通り）も存在し、交通の円滑化に貢献しています。

起点：千代田区（九段下交差点）
終点：西東京市（名称無し交差点）
路線延長：27,002m（実延長）

道路状況

この道路には、以下の通称とバイパス区間があります。

目白通り：九段下交差点から谷原交差点まで
富士街道：谷原交差点から東京都道4号東京所沢線交点まで
新目白通り：江戸川橋交差点から西落合一丁目交差点までのバイパス区間

終点付近の西武柳沢駅周辺は、道幅が狭く商店街となっているため、上り方面への一方通行規制があります。また、伏見通りとの交差点では道路が分断されており、迂回が必要です。

重複区間

東京都道319号環状三号線と古川橋から江戸川橋交差点、早稲田鶴巻町交差点の間で重複しています。

道路施設

この道路には、以下の主要な橋梁があります。

飯田橋：外濠（千代田区飯田橋4丁目 - 新宿区下宮比町）
江戸川橋：神田川（文京区関口1丁目 - 文京区音羽1丁目）
千登世橋：東京都道305号芝新宿王子線（明治通り）・都電荒川線（豊島区）
高田橋：神田川（豊島区）※新目白通り
練馬大橋：石神井川（練馬区）

緊急輸送道路

この道路は、災害発生時の緊急輸送道路としての役割も担っており、以下の通りに区分されています。

第一次緊急輸送道路：起点から目白通り区間
第二次緊急輸送道路：富士街道（谷原交差点 - 石神井中交差点）
第三次緊急輸送道路：新目白通り区間、富士街道（石神井交差点 - 終点）

通過する自治体

東京都内を以下の自治体を通過します。

千代田区
新宿区
文京区
豊島区
中野区
練馬区
西東京市

交差する道路・鉄道路線

この道路は、多くの道路や鉄道路線と交差しています。

交差する鉄道路線
中央本線（JR東日本 飯田橋駅東口前）
都電荒川線（鬼子母神前停留場 - 学習院下停留場間）
山手線（新目白通り：高田馬場駅 - 目白駅間、目白通り：目白駅付近）
* 西武池袋線（目白通り：練馬駅 - 中村橋駅間、富士街道：石神井公園駅西側）

終点付近では、西武新宿線（西武柳沢駅 - 田無駅間）のすぐ脇を通ります。また、都電荒川線が新目白通りの中央を走る区間や、東京メトロ（東西線・有楽町線）が地下を走る区間も存在します。

その他

この道路沿いには、かつて首都高速道路が建設される計画がありましたが、実現には至っていません。

東京都道8号千代田練馬田無線は、都心部と郊外を結ぶ重要な幹線道路であり、地域住民の生活を支える上で欠かせない存在です。

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