伏見通り

伏見通り

伏見通りは、東京都西東京市の東部を南北に縦貫する道路で、東京都通称道路名として知られています。また、その延長線上にある武蔵野市道第114号線にも同じ道路通称名がつけられています。この道路は、多摩南北道路の一部であり、都市計画道路調布保谷線として整備されています。南端では新武蔵境通りへと名称が変わり、三鷹・調布方面へと続いています。

歴史

伏見通りは、都市計画道路調布保谷線の一部として、南側から順次整備が進められました。2013年4月には西東京市役所保谷庁舎前まで、2015年3月には下保谷二丁目交差点まで開通し、同年8月には全線が開通しました。当初は一部区間が暫定2車線でしたが、2021年5月には全線4車線として交通開放されました。

伏見通りという名称は、もともと東伏見交差点から関前橋交差点までの約400mの区間にあった商店会が付けた愛称でした。その後、保谷市の愛称道路となり、都市計画道路の整備に合わせて2014年に東京都通称道路名として正式に制定されました。

起点・終点

東京都通称道路名

起点: 名称なし交差点（西東京市北町3丁目、東京都道・埼玉県道24号練馬所沢線交点）
終点: 関前橋交差点（武蔵野市八幡町2丁目、東京都道7号杉並あきる野線（本線）交点）

構成路線

東京都道234号前沢保谷線（支線）：名称無し交差点（起点）～保谷庁舎前
東京都道233号東大泉田無線（支線）：保谷庁舎前～東伏見
東京都道7号杉並あきる野線（支線）：東伏見～関前橋（終点）

武蔵野市道路通称名

武蔵野市道第114号線：関前橋～関前三丁目

都市計画

東京都通称道路名としての伏見通りは、多摩南北道路の一部である調布保谷線の西東京市区間（西東京3・2・6号調布保谷線）と一致しています（ただし起終点は逆）。一方、武蔵野市道路通称名としては、武蔵野市区間の武蔵野3・3・6号調布保谷線の市道区間に対応しており、さらに都道区間の新武蔵境通りに接続しています。

起点は都県境に位置していますが、実際には起点から国道254号榎木ガード交差点付近まで新座市内を縦貫する形で延伸する計画があります。一部区間は埼玉県が事業主体となり、すでに事業化されています。

通過する自治体

東京都
西東京市
武蔵野市（終点が市境）

交差・接続している道路

東京都道・埼玉県道24号練馬所沢線（本線） - 名称無し交差点
東京都道・埼玉県道24号練馬所沢線（支線） - 西東京北町六丁目
東京都道・埼玉県道25号飯田橋石神井新座線 - 下保谷二丁目
東京都道233号東大泉田無線（本線:保谷新道） - 保谷庁舎前
東京都道245号杉並田無線（新青梅街道） - 名称無し交差点
東京都道8号千代田練馬田無線（富士街道） - 名称無し交差点 ※側道経由
東京都道・埼玉県道4号東京所沢線・東京都道5号新宿青梅線（青梅街道） - 東伏見
東京都道7号杉並あきる野線（支線） - 関前橋
東京都道7号杉並あきる野線（本線:五日市街道）、東京都道7号杉並あきる野線（支線:新武蔵境通り） - 関前三丁目

沿線の主な施設

西東京市

西東京市立保谷第一小学校
西東京市役所保谷庁舎
西東京市立保谷中学校
東伏見公園
東伏見稲荷神社
西東京市立東伏見小学校

武蔵野市

東京都立武蔵野北高等学校
武蔵野中央公園

その他

沿線東伏見5丁目には、道路と同じ名称の「伏見通りバス停」があります。道路幅員は25〜36mで、車道部幅員は基本的に16mで4車線道路として標準的な規格です。主要な道路との交差点には右折レーンが設置されていますが、生活道路との交差点部には右折レーンがなく、広めの第2通行帯として整備されているため、右折待ち車両が発生すると渋滞が生じやすいという課題があります。

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