東京電力福島原子力発電所事故に係る両議院の議院運営委員会の合同協議会

東京電力福島原子力発電所事故に係る両議院の議院運営委員会の合同協議会

概要

東京電力福島原子力発電所事故に係る両議院の議院運営委員会の合同協議会は、日本の国会に設置された、衆議院と参議院両院による合同の協議機関です。2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震に伴う福島第一原子力発電所事故を受け、国会法および関連規程に基づき設置されました。

この合同協議会は、主に「東京電力福島原子力発電所事故調査委員会」（国会事故調）の委員長や委員を推薦する役割を担っています。また、同調査委員会からの要請に基づき、国政調査権を行使して国政に関する調査を実施します。重要な点として、この合同協議会は、東京電力福島原子力発電所事故調査委員会が設置されている期間のみ国会に置かれるという時限的な機関です。

構成

合同協議会は、衆議院議員15名と参議院議員15名の計30名の委員で構成されています。各院の委員は、議院運営委員会の委員長、理事、委員の中から、それぞれの議長によって指名されます。

協議会には、委員の互選によって選ばれる会長が1名置かれ、協議会を代表し議事を整理します。また、会長が所属する議院とは異なる議院に所属する委員から、会長の指名により会長代理が1名選出されます。会長代理は、会長に事故があった場合にその職務を代行します。

さらに、合同協議会では、委員会に所属していない会派の国会議員を「委員外議員」として選任することが可能です。ただし、委員外議員の選任には、当該議員が所属する議院の議長の承認が必要となります。委員外議員は正式な委員ではありませんが、合同協議会の会議に出席することができます。

沿革

2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震とそれに続く福島第一原子力発電所事故を受け、第179回国会において改正国会法と東京電力福島原子力発電所事故調査委員会法が可決・成立しました。これに伴い、両議院で東京電力福島原子力発電所事故に係る両議院の議院運営委員会の合同協議会規程が議決されました。

同年11月2日には第1回会議が開催され、初代会長には衆議院議院運営委員長の小平忠正氏が選任されました。また、小平会長は参議院議院運営委員長の鶴保庸介氏を会長代理に指名しました。さらに、幹事や委員外議員も選任されました。同年12月1日の第2回会議では、東京電力福島原子力発電所事故調査委員会の委員長および委員の推薦が決定されました。

歴代会長

（歴代会長のリストは、提供された情報には含まれていません。）

脚注

（脚注は、提供された情報には含まれていません。）

関連項目

国会 (日本)
議院運営委員会
東京電力福島原子力発電所事故調査委員会（国会事故調）
東京電力福島原子力発電所における事故調査・検証委員会（内閣事故調 / 政府事故調）
福島原発事故独立検証委員会（民間事故調）
東北地方太平洋沖地震
東日本大震災
福島第一原子力発電所事故

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