東備バス

東備バスについて

東備バス（とうびバス、Tobi Bus Co., Ltd.）は、岡山県でバスとタクシーの様々な事業を展開する会社です。この会社は両備ホールディングスの分社子会社として設立され、主に岡山市東区西大寺地区と瀬戸内市において乗合バス、貸切バス、タクシーを運行しています。運行を開始してから数年の間に、地域の公共交通機関としての役割を果たしてきました。

設立と歴史

東備バスは2001年の4月1日に運行を開始しました。当初は両備バスのシビルバスカンパニーから委託を受け、西大寺バスセンターから西大寺地区の神崎や久々井、さらには邑久町・牛窓町へと接続するバス路線を運行していました。さらに2009年には、両備グループの牛窓タクシーを吸収合併し、タクシー事業を新たに展開。タクシー部門の設立に伴い、社内にバスカンパニーとタクシーカンパニーの2つの部門を設けました。

車両と運行システム

東備バスが運行するバスは、岡山三菱ふそう自動車販売から供給される三菱ふそう製の車両に統一されています。利用者には便利な非接触式ICカードシステム「Hareca」が導入されており、これによりスムーズな乗車が可能です。ただし、2008年には岡山県共通バスカードの取り扱いが終了しており、その影響で、他の料金制度が新設されています。

主な路線

東備バスは、以下の主な路線を運行しています。

• - 牛窓（神崎・南回り）西大寺線：この路線は東区役所前から始まり、西大寺バスセンターや西大寺駅を経由して牛窓へ向かいます。平日の一部便は東区役所前発着です。
• - 西脇線：この路線は牛窓から西脇を経て瀬戸内市立牛窓西小学校へ通じています。

また、東備バスは瀬戸内市営バスの4路線も受託運行しており、地域の交通インフラに貢献しています。

過去の路線と廃止された系統

東備バスには多くの過去の路線が存在しましたが、近年ではいくつかが廃止され、または他の運行者に移管されています。特に、瀬戸内市営バスに移管された系統では、専用の回数券が販売されています。

• - 上山田線や玉津線などの路線は、ここ数年で運行が行われなくなったか、減便が続いています。さらに、一部の路線では市営バスとして運行されるようになり、料金システムや利用方法が変更されています。

タクシー事業

東備バスはタクシー事業にも注力しており、タクシーカンパニーを設置し、地域の交通便益を高めています。タクシーの車庫は岡山県瀬戸内市牛窓町にあり、地元住民や観光客に便利なサービスを提供しています。

まとめ

東備バスは岡山県の地域交通の重要な担い手として、バスとタクシーの運行を行い続けており、多様なニーズに応えるべく努力しています。公共交通のネットワークを形成し、地域住民の移動を支える役割を果たしています。

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