東公園 (福井市)

東公園：福井市中心部の緑地とスポーツの拠点

福井県福井市豊島にある東公園は、市民の憩いの場として親しまれている公園です。かつてこの地には福井市野球場がありましたが、老朽化と設備の不備により2008年に閉鎖され、解体された後、現在の公園として生まれ変わりました。

公園の施設と利用状況

東公園は、子供たちが楽しめる遊具が設置された広々とした空間です。隣接する東公園グラウンドでは、少年野球やソフトボールの試合、グラウンドゴルフなどが行われ、地域住民のスポーツ活動の拠点となっています。

公園には無料駐車場が完備されています。しかし、福井市中心部に位置し、繁華街にも近いため、常駐駐車の問題が指摘されており、利用者のマナー向上や駐車スペースの更なる工夫が必要かもしれません。2012年時点でもこの問題は継続して議論されていたようです。

福井市野球場の歴史と閉鎖

1963年に竣工した福井市野球場は、福井市中心部、足羽川堤防近くに位置し、福井駅からアクセスも良好な球場でした。戦災で消失した福井師範学校の跡地に木造で建てられたのが始まりで、その後、鉄筋コンクリート造に建て替えられました。

「福井市営球場」という名称で親しまれ、プロ野球の試合も開催された歴史を持つ球場でした。しかし、グラウンドの規模や施設の老朽化、駐車場を含めた用地の狭さ、そして自家用車利用が多い地域特性といった問題から、郊外への移転が検討されるようになりました。加えて、老朽化による崩壊の危険性も指摘され、2008年6月、新設された福井市スポーツ公園野球場（福井フェニックススタジアム）の開場を機に閉鎖、解体されました。

アクセスと周辺環境

東公園へのアクセスは良好です。最寄りの駅はJR福井駅で、バス停も「豊島東公園口」が近くにあります。木田橋通りや城の橋通りといった主要道路からもアクセスしやすい立地です。

周辺には、福井駅、三谷商事福井本社、NTTドコモ福井豊島ビル、福井地方気象台、セーレン商事勝見事業所などがあり、生活利便性が高い地域です。また、足羽川が流れ、足羽山も近くにあります。ヨーロッパ軒豊島分店など、飲食店も点在しています。

東公園の未来

東公園は、市民にとって貴重な緑地とスポーツの場を提供しています。 今後も、地域住民のニーズに応え、より快適で安全な公園として利用されることを願っています。 駐車場問題など、課題は残りますが、適切な管理と利用者の協調によって、この素晴らしい公園がこれからも地域社会に貢献していくことを期待します。

関連事項

福井師範学校：東公園の敷地にはかつて福井師範学校がありました。福井大学教育学部・国際地域学部の前身の一つと言われています。
福井市スポーツ公園野球場（福井フェニックススタジアム）：福井市野球場の後継球場です。
* 福井県営球場

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