三谷商事

三谷商事株式会社

三谷商事株式会社は、福井県福井市と東京都千代田区に本社を構える、多角的な事業展開を行う日本の商社です。東証スタンダード市場のTOP20構成銘柄にも選ばれており、その歴史は100年を超える老舗企業です。特にセメント、生コンクリートの販売においては、商社として日本一の実績を誇ります。

事業概要

三谷商事は、情報システム、建設、エネルギー関連事業を柱に、多岐にわたる事業を展開しています。近年では、IT関連事業に注力しており、シニアライフ事業や風力発電事業など、時代のニーズに合わせた新規事業にも積極的に取り組んでいます。

兄弟企業である三谷セキサンと合わせると、グループ全体の売上高は4,000億円を超え、その規模の大きさが伺えます。その他にも、半導体、不動産、自動車販売、ケーブルテレビ、ガソリンスタンド経営、リース業、オフィス設計など、幅広い分野で事業を展開しています。

沿革

三谷商事の歴史は、1914年（大正3年）に創業したことに始まります。その後、1921年（大正10年）に三谷合名会社を設立、1928年（昭和3年）に三谷商事株式会社へと改組されました。

戦時中の1942年（昭和17年）には会社を解散するものの、1946年（昭和21年）に再建を果たし、1963年（昭和38年）には大阪証券取引所市場第二部へ上場、2000年（平成12年）には東京証券取引所市場第二部へも上場を果たしました。

2000年代以降は、積極的にM&Aや事業提携を行い、事業拡大を図っています。主な出来事として、北日本電子株式会社、日本ビソー株式会社、コマツトライリンク株式会社（現・ケィティーエル）、石川ライフクリエート株式会社（現・スプリングライフ金沢）、鶴見石油株式会社などの子会社化が挙げられます。

また、2010年には株式会社ウインド・パワー・いばらき、株式会社ウィンド・パワーを子会社化し、風力発電事業への取り組みを強化しました。2018年にはODA専門商社のシリウスを買収、2019年にはシンガポールの畜産飼料専門商社MJIユニバーシャルを子会社化するなど、海外展開も積極的に進めています。

2022年（令和4年）には、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、市場第二部からスタンダード市場へ移行しました。

主な事業

• - 情報システム関連事業
• - 建設関連事業
• - エネルギー・生活関連事業
• - 多角展開事業

これらの事業に加え、北陸[[自動車道]]南条サービスエリア上り線（米原方面）のレストランなどの運営も行っています。

関連会社

三谷商事は、多数の連結子会社と持分法適用関連会社を抱えています。詳細は公式サイトで確認できます。

連結子会社

日本国内

• - 三谷コンピュータ（福井県坂井市丸岡町）
• - ハート光学（旧・三谷オプチカル）
• - 日本ビソー（東京都港区）
• - フェニックスリース
• - 福井ケーブルテレビ
• - さかいケーブルテレビ(福井県坂井市春江町）
• - ミテネインターネット
• - 福井エネルギー（旧・ミタニ）
• - クリーンガス福井
• - 鶴見石油（神奈川県横浜市鶴見区）
• - ネッツトヨタ福井
• - スプリングライフ金沢（石川県金沢市）
• - ウインド・パワー・いばらき（茨城県神栖市）
• - ウインドワークス（青森県上北郡六ヶ所村）
• - シリウス（東京都千代田区）
• - クワンタム・テクノロジー（東京都千代田区）
• - ページワン（東京都渋谷区）

日本国外

• - Mitani Singapore Holdings Pte. Ltd.（シンガポール）
• - Dama Trading Pte. Ltd（シンガポール）
• - KLT Group（シンガポール）
• - Son Ha Spice & Flavorings Co.,LTD.（ベトナム）

持分法適用関連会社

• - 三谷セキサン

過去の関連会社

• - ケイティーエル

その他

三谷商事と同じく三谷合名会社を起源とする三谷産業や敦賀セメントとは、資本上の親子関係はありません。

脚注

• - 第96期 有価証券報告書

外部リンク

• - 三谷商事株式会社

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