東園駅

東園駅

長崎県諫早市多良見町東園に所在する東園駅は、九州旅客鉄道（JR九州）が運営する長崎本線の、通称「長与支線」と呼ばれる区間に含まれる駅です。

歴史

この駅の起源は、1961年（昭和36年）10月1日に設置された日本国有鉄道の信号場に遡ります。その後、1966年（昭和41年）10月1日に信号場から旅客駅へと昇格し開業しました。信号場として機能していた時期、そして駅となった後もしばらくの間は、列車の行き違いができる設備を備えていました。しかし、時代の変化と共に駅の形態も変わり、1974年（昭和49年）3月5日には駅係員の配置されない無人駅となりました。国鉄の分割民営化に伴い、1987年（昭和62年）4月1日からは九州旅客鉄道がこの駅の運営を引き継いでいます。駅施設については、2000年（平成12年）3月に長崎方面へ数十メートル移設されました。移転前の旧ホームは、地下道を渡った海岸側に位置していたのが特徴です。さらに、利便性向上のため、2012年（平成24年）12月1日からはICカード「SUGOCA」での乗降が可能となりました。

駅構造

東園駅は、線路の片側にホームが一つだけ設けられた、単式ホーム1面1線を有する地上駅です。駅へのアプローチ道路とホームとの間に大きな段差がほとんどなく、利用しやすい構造となっています。前述のように無人駅であり、現在駅舎はありません。ホームの大草寄りに設置されている待合室には、近距離乗車券を購入できる自動券売機が1台備えられています。

利用状況

駅の利用状況に関して、公表されている最新のデータは2016年度のもので、この年の1日平均乗車人員は69人でした。2017年度以降の乗車人員数については、JR九州から非公表とされています。

駅周辺

駅の周辺には、行政サービス機関である諫早市役所多良見支所の大草出張所があります。主要幹線道路である国道207号線は、駅からは少し離れた場所に位置しています。公共交通機関としては、長崎県交通局（県営バス）の「東園停留所」が利用可能ですが、駅から徒歩でおよそ11分程度の距離があります。また、駅のすぐ近くには美しい大村湾が広がり、周辺環境に自然の要素を添えています。

隣の駅

九州旅客鉄道（JR九州） 長崎本線（長与支線）において、東園駅の隣接駅は以下の通りです。

喜々津駅 - 東園駅 - 大草駅

関連項目

* 日本の鉄道駅一覧

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