東塩釜駅

東塩釜駅

東塩釜駅は、宮城県塩竈市藤倉3丁目に所在する、東日本旅客鉄道（JR東日本）仙石線の駅です。この駅は、単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線を備えた、合計2面3線の地上駅です。築堤上に位置しているため、外観は高架駅のように見えるかもしれませんが、実際には地上駅であり、ホーム間の移動は地下道を利用します。

歴史

東塩釜駅は、その歴史の中でいくつかの重要な変遷を経験しています。

1927年（昭和2年）4月18日：宮城電気鉄道の駅として開業しました。
1944年（昭和19年）5月1日：宮城電気鉄道が国有化され、運輸通信省の駅となり、同時に「東塩竈駅」に改称されました。
1963年（昭和38年）5月25日：再び「東塩釜駅」に改称されました。
1965年（昭和40年）3月9日：駅舎が改築されました。同年10月1日には、貨物の取り扱いが廃止されました。
1970年（昭和45年）7月1日：荷物の取り扱いも廃止され、同年9月1日には自動券売機が設置されました。
1981年（昭和56年）11月1日：複線化に伴い、駅が現在地に移転しました。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により、JR東日本の駅となりました。
2003年（平成15年）2月6日：自動改札機が導入され、同年10月26日にはICカード「Suica」が利用可能になりました。
2011年（平成23年）3月5日：駅にエレベーターが設置され、利用が開始されました。
2012年（平成24年）4月1日：駅の運営が直営から業務委託（東北総合サービス）に変更されました。
2024年（令和6年）10月1日：えきねっとQチケのサービスが開始されました。

駅構造

東塩釜駅は、2面3線のホームを持つ地上駅です。仙台方面からの複線区間は当駅までであり、当駅で折り返す列車も多く、留置線や乗務員宿泊所も設置されています。夜間には駅構内に列車が滞泊することもあります。駅の構造は、高架駅のように見えるものの、実際には地上に位置しており、ホームへは地下道を通じてアクセスします。また、当駅と石巻駅の間は単線区間となっており、保安装置も異なります。あおば通（東塩釜駅構内を含む）方面はATACSが、高城町駅方面はATS-SNが使用されています。保安装置の切り替えは、通常、自動で行われます。

過去には、当駅構内に仙石線の運転指令所（東塩釜CTCセンター）がありましたが、あおば通駅 - 仙台駅間の延伸時に運行管理システムが更新され、指令所は宮城野総合事務所内へ移転しました。現在、駅の管理は多賀城駅が行っており、業務は委託されています。駅にはみどりの窓口はありませんが、窓口が設置されており、自動券売機と自動改札機（Suica、えきねっとQチケ対応）が利用可能です。

のりば

1番線：石巻方面
2番線：仙台方面　(一部当駅始発)
3番線：仙台方面　(当駅始発)

一部の当駅始発の上り電車は2番線から発車します。

利用状況

JR東日本のデータによると、2023年度（令和5年度）の1日平均乗車人員は2,094人です。2000年度（平成12年度）以降の利用状況の推移は、以下の通りです。

駅周辺

駅周辺には、住宅地や商店などが点在しています。

隣の駅

■仙石線

本塩釜駅 - 東塩釜駅 - 陸前浜田駅

関連項目

日本の[[鉄道駅]]一覧

外部リンク

駅の情報（東塩釜駅）：JR東日本

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