東富田地区

徳島市東富田地区

東富田地区は、徳島県徳島市の行政上の地区であり、内町・新町・東富田・西富田地域（都心地域）に属しています。

地理

徳島市の中央部、徳島駅の南方に位置し、都心地域の南部を占めています。北は新町川を挟んで内町地区に面し、橋で連絡しています。南は、かつて御座船入江川の上流部でしたが、埋め立てが進み、一部に水路が残るのみで、道路などで八万地区と接しています。西は西富田地区と接しており、その境界は北部では南北の通りですが、南部では西富田地区の南に入り込み、眉山の麓、二軒屋町までを含みます。東は昭和地区と接しています。

幹線道路が縦横に走り、沿線には商業地域が発達しています。主要な道路としては、以下のものがあります。

国道55号：地区の東縁近くを南北に走る
両国橋通り：地区の西縁近くを南北に走る
徳島県道136号宮倉徳島線：地区の北部を新町川に平行して東西に走る
国道438号：地区南西端の二軒屋町を通過

隣接する地区

内町地区
八万地区
西富田地区
昭和地区

地形

ほぼ全域が標高数メートルの沖積平野です。

河川・水路・山

河川：新町川
水路：御座船入江川
山：勢見山（中腹まで）

歴史

現在の東富田地区と西富田地区は、江戸時代には「富田」と呼ばれ、武家町として発展しました。新町（現在の新町地区）の富田町は、富田に隣接した町屋でした。

東富田では、主に裏掃除町（現在の中央通）より北に武家屋敷がありました。北部の富田浜側や中ノ丁には高禄武士が住み、南部には下級武士の屋敷がありました。

富田は、明治初期までに名東郡富田浦町となり、1889年の徳島市制施行により徳島市の大字となりました。1941年に町が分割され、現在の町割とほぼ同じになりました。

二軒屋町一帯は、江戸時代には町屋でした。明治初期までに名東郡二軒屋町となり、徳島市制施行で徳島市の大字となりました。

交通

鉄道

JR牟岐線：阿波富田駅

道路

国道55号
国道438号
徳島県道136号宮倉徳島線

主な施設

徳島市立富田小学校：東富田地区と周辺地域を校区とする小学校です。

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