東急グルメフロント

株式会社東急グルメフロント

株式会社東急グルメフロント（英称：Tokyu gourmet front co.,Ltd.）は、大手私鉄である東急電鉄を中心とする東急グループ傘下の一員として、主に外食事業を展開する企業です。自社独自のブランド店舗運営に加え、国内外の有名飲食チェーンのフランチャイズ加盟店としても多角的に事業を展開しており、特に東急線沿線の駅構内や駅ビルを中心に多くの店舗を展開しています。また、近年では社員食堂をはじめとする給食事業も手掛けるなど、食に関する幅広いサービスを提供しています。

会社概要および事業内容

当社の事業の中核をなすのは、自社ブランドの立ち食いそば店「しぶそば」の運営です。「しぶそば」は、手軽に立ち寄れる利便性と、駅構内を中心に展開するアクセスの良さから、多くの利用者に親しまれています。また、天ぷらやそば、丼ぶりを提供する自社ブランド「海老福」なども展開しています。

さらに、世界的に著名なファストフードチェーンである「ケンタッキー・フライド・チキン」や、スペシャルティコーヒーを提供する「タリーズコーヒー」「ドトールコーヒーショップ」など、多様なジャンルの外食ブランドのフランチャイジーとして、加盟店を運営しています。これらのフランチャイズ店舗も、利便性の高い東急線の駅ナカや駅周辺に多く出店しています。その他、シンガポール発祥の高級紅茶ブランド「TWG Tea」や、「スープストックトーキョー」、「リトルマーメード」、「デニッシュバー」、「ヴィ・ド・フランス」、「ミスタードーナツ」、「銀のあん」、そして東急バスから事業を承継した「さっぽろラーメン 満龍」、「焼肉ライク」といったバラエティ豊かなブランドの店舗運営に携わっています。

これらの店舗事業に加え、2019年8月には東急ファシリティサービス株式会社から社員食堂など法人向けの給食事業の一部を譲り受け、事業領域を拡大しています。これにより、駅を利用する一般顧客だけでなく、法人顧客へのサービス提供も行っています。

沿革

当社の歴史は、1965年（昭和40年）11月に設立された株式会社東弘二葉に遡ります。これは、財団法人東急弘潤会の食堂部門が分離独立したことに始まります。

設立後、1980年（昭和55年）4月には、現在の主力ブランドである「しぶそば」のルーツとなる立ち食いそば店「そば処二葉」が開業し、駅構内における外食事業の基礎を築きました。

2003年（平成15年）4月には、株式会社東弘二葉が株式会社東急ジョイガーデンを吸収合併し、社名を現在の株式会社東急グルメフロントに変更しました。この組織再編により、事業基盤が強化されました。

近年では、2019年（令和元年）8月に東急ファシリティサービス株式会社から給食事業の一部を承継し、事業ポートフォリオの拡充を図りました。また、2022年（令和4年）4月には株式会社インターナショナルレストランサービスを吸収合併するなど、企業の成長と効率化に向けた再編を進めています。

一方で、都市再開発に伴い、2020年（令和2年）9月には長年親しまれてきた渋谷駅の「本家しぶそば」が閉店しています。

このように、株式会社東急グルメフロントは、設立以来、東急グループの一員として、駅ナカを中心とした外食事業の展開、多様なブランドの運営、そして給食事業への参入などを通じ、食のサービスを通じて顧客満足度の向上に貢献しています。

主な展開ブランド

（フランチャイズブランドを含む）

しぶそば（自社ブランド：立ち食いそば）
海老福（自社ブランド：天ぷら・そば・丼ぶり）
NICOTAMA DAYS CAFE
TWG Tea（シンガポール発祥の高級茶）
ケンタッキー・フライド・チキン
ドトールコーヒーショップ
タリーズコーヒー
スープストックトーキョー
リトルマーメード
デニッシュバー
ヴィ・ド・フランス
ミスタードーナツ
さっぽろラーメン 満龍（東急バスより事業承継）
銀のあん
長津田フードモール
給食事業（例：東急元住吉社員食堂）
焼肉ライク


※上記は主要なブランドの一部です。

外部リンク

株式会社東急グルメフロント 公式ウェブサイト
しぶそば 公式ウェブサイト
しぶそば【公式】 (@sibusoba) - X（旧Twitter）

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