東播磨南北道路

東播磨南北道路の概要

東播磨南北道路（ひがしはりまなんぼくどうろ）は、兵庫県加古川市の加古川中央ジャンクションから小野市の小野ランプへと至る地域高規格道路です。この道路は、略称として「東播磨道」と呼ばれ、地域の交通を円滑にし、地域同士の交流を促進することを目的に整備されています。

目的と整備状況

東播磨地域と北播磨地域の経済や文化交流を深めるために設計されたこの道路は、特に南北方向の交通渋滞を緩和するために重要な役割を果たします。加古川市内には、道路に並行して整備された側道が存在し、地域住民の交通の便も考慮されています。また、山陽自動車道と接続する部分はありますが、直接のジャンクションは設置されていません。

路線データ

• - 起点: 兵庫県加古川市野口町坂元（国道2号加古川バイパス）
• - 終点: 兵庫県小野市池尻町（国道175号）
• - 総延長: 12.1 km
• - 道路規格: 第1種第3級自動車専用道路
• - 車線数:

- 4車線（暫定2車線）: 加古川中央JCT - 八幡三木ランプ
- 2車線: 八幡三木ランプ - 小野ランプ

• - 制限速度: 80 km/h

この道路には、兵庫県警察の高速道路交通警察隊が管轄しており、交通の安全対策も講じられています。

道路の開通状況

1998年には地域高規格道路として路線の指定が行われ、翌年には整備計画が立てられました。2009年10月には神野ランプから医療センターランプまでの区間が暫定的に開通し、その後2014年3月には加古川中央JCTから八幡稲美ランプまでの区間も開通しました。

さらに、加古川中央JCTから国道2号に至る短いアクセス道路も整備され、地域住民にとって便利な交通手段が増えています。2014年には、国道250号へ接続する区間の整備も進められました。

交通量と通過する自治体

この道路は、加古川市、三木市、小野市の3つの市を通過し、地域の交通量は年々増加しています。交通センサスのデータによると、この地域内の道路ネットワークは交通の中心的な役割を担っており、利便性を向上させています。

今後とまとめ

道路の整備計画は今後も継続され、2025年の完工を目指して八幡三木ランプから小野ランプまでの区間も整備される予定です。このように、地域高規格道路としての役割を果たし続けることで、東播磨南北道路は地域経済や住民の生活の質を向上させる重要なインフラとなっています。

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