東洋囲碁

東洋囲碁（とうよういご）とは

東洋囲碁は、インターネット上で囲碁の対局を楽しめるプラットフォームです。2004年に韓国棋院の著名な棋士たちの提唱により、東洋グループ、中央日報、DACOMなどの協力によって設立されました。設立当初、日本では「タイゼム（Tygem）」という名称でしたが、2008年7月に現在の「東洋囲碁」へと名称が変更されました。

サービスの運営母体はCom2uS TYGEMです。韓国、日本、中国の3ヶ国に向けてサービスを展開しており、単なる対局システムにとどまらず、ネット碁を利用した様々な棋戦や囲碁講座、その他多岐にわたるイベントを企画・運営しています。かつて日本語版では、関西棋院公式ネット「関棋ネット」も運営していました。

主なサービス

ネット対局

東洋囲碁のメインコンテンツであるネット対局は、無料会員と有料会員の制度があります。有料の正会員になることで、国際対局の閲覧など、無料会員では利用できない様々なサービスが利用可能になります。

懸賞対局

プロ棋士や高段者の対局を対象に、観戦者が勝敗を予想し、的中するとポイントを獲得できる懸賞システムがあります。このシステムは、LG杯などの国際棋戦の中継時にも実施されることがあります。

ネット棋戦

様々なネット棋戦が開催されています。以下に主な棋戦を紹介します。

東洋生命杯タイゼム囲碁オープン戦：韓国、日本、中国のプロ棋士が3人1組のチームを組み、全16チームで対抗戦を行います。
東洋総合金融証券杯：
第2回までは「タイゼム王中王戦」として開催。韓国、日本、中国の3ヶ国から予選を勝ち抜いた計32名のプロ棋士がトーナメント形式で対戦しました。
第3回は「日韓中3カ国対抗戦」として開催。予選を勝ち抜いた韓国、日本、中国の各5名のプロ棋士がトーナメント形式で対戦しました。
日韓スター棋士対抗戦：日韓のプロ棋士32名によるトーナメント戦。第1期は日本勢が優勝しました。
全日本学生囲碁名人戦：1978年から2002年まで24回にわたり開催されていた学生囲碁名人戦を、東洋囲碁が引き継ぎ、2008年から2010年まで開催しました。
* 関棋ネット：関西棋院の棋士による囲碁教室、指導碁、棋譜診断、棋士の対局LIVE中継などを行っていましたが、2019年現在はサービスを休止しています。

東洋囲碁は、世界中の囲碁ファンが集い、腕を磨き、交流を深めるためのプラットフォームとして、重要な役割を果たしています。プロ棋士の対局を観戦したり、自身が対局に参加したり、棋譜を分析したりと、様々な楽しみ方が可能です。

日本版（東洋囲碁）
韓国版
中国版
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