東洋大学ボクシング部

東洋大学ボクシング部について

東洋大学ボクシング部（Toyo University Boxing Club）は、1961年に創部された歴史と伝統のある大学ボクシングチームです。関東大学ボクシングリーグの1部リーグに所属しており、数多くの優秀な選手を輩出してきました。

チームの概要

東洋大学ボクシング部は、長年にわたり日本のボクシング界を牽引する存在です。2012年のロンドンオリンピックには2名の日本代表選手を送り出し、2021年の世界選手権大会にはOBを含む5名の日本代表選手を輩出しています。また、OBには十数名ものA級ライセンスを持つ現役プロボクサーがおり、プロの世界でもその実力が認められています。

組織体制

チームを支える幹部には、部長の蜂巣旭氏（東洋大学経営学部講師）、名誉総監督の金城眞吉氏、総監督の東郷武氏が名を連ねています。現場を指揮する監督は、日本ボクシング連盟強化委員も務める三浦数馬氏です。コーチには田中智博氏、友成丈氏、中村幸太朗氏がおり、チームドクター兼後援会長は朝本俊司氏が務めています。主将は黒部竜聖選手です。

練習拠点

チームの練習拠点は、東洋大学総合スポーツセンター内にあります。
所在地：〒174-0053 東京都板橋区清水町92-1

主な戦績

東洋大学ボクシング部は、数々のタイトルを獲得しています。

全日本大学ボクシング王座決定戦優勝：3回（2019年度、2022年度、2023年度）
関東大学ボクシング1部リーグ優勝：3回（2019年度、2022年度、2023年度）
関東大学ボクシング1部リーグ準優勝：3回（2007年度、2008年度、2017年度）
関東大学ボクシング2部リーグ優勝：2回（2001年度、2012年度）

全国大会・国際大会優勝者

多くの選手が全国大会や国際大会で輝かしい成績を収めています。

須佐勝明：2006・2010年アジア大会銅メダル、2010年カザフスタン大統領杯金メダル、2011年インドネシア大統領杯金メダル、ロンドンオリンピック日本代表ボクシング競技主将
村田諒太：ロンドンオリンピック金メダル、2011年世界選手権銀メダル（東洋大学職員(ボクシング部コーチ)→帝拳ジム）
小森宣博：2011年全日本社会人選手権ライトフライ級優勝
中坊拓也：2006年のじぎく兵庫国体成年ライト級優勝、2008年チャレンジ!おおいた国体成年ライト級優勝
小原佳太：2006年のじぎく兵庫国体成年ウェルター級優勝、2008年チャレンジ!おおいた国体成年ウェルター級優勝
須藤昂仁：2007年秋田わか杉国体成年ミドル級優勝
原田直樹：2015年紀の国わかやま国体成年ウェルター級優勝
金城大明：2016年希望郷いわて国体成年ウェルター級優勝、2017年愛顔つなぐえひめ国体成年ウェルター級優勝、第86回全日本ボクシング選手権大会ウェルター級優勝
秋山佑汰：2017年愛顔つなぐえひめ国体成年ライトウェルター級優勝、2021全日本ボクシング選手権大会ウェルター級優勝、2022全日本ボクシング選手権大会ライトウェルター級優勝
木村蓮太朗：第86回全日本ボクシング選手権大会バンタム級優勝、2017年愛顔つなぐえひめ国体成年ライト級優勝、2019年いきいき茨城ゆめ国体成年ライト級優勝
馬場龍成：第87回全日本ボクシング選手権大会フライ級優勝、2019年いきいき茨城ゆめ国体成年フライ級優勝
堤駿斗：2016世界ユース選手権フライ級優勝、第87回全日本ボクシング選手権大会バンタム級優勝、第89回全日本ボクシング選手権大会バンタム級優勝
今永虎雅：2019年いきいき茨城ゆめ国体成年ライトウェルター級優勝
川谷剛史：第89回全日本ボクシング選手権大会ライトフライ級優勝
堤麗斗：2021世界ユース選手権ライト級優勝
政所椋：2022年いちご一会とちぎ国体成年バンタム級優勝
田中空：2022年いちご一会とちぎ国体成年ウェルター級優勝、2023全日本ボクシング選手権大会ウェルター級優勝
古藤昇大：2022全日本ボクシング選手権大会ミニマム級優勝
田中廉人：2022全日本ボクシング選手権大会ライトミドル級優勝
大園丈太郎：2023年燃ゆる感動かごしま国体成年ライト級優勝
田中将吾：2023全日本ボクシング選手権大会バンタム級優勝、2022年FISU世界大学選手権銅メダリスト
中山慧大：2023全日本ボクシング選手権大会フェザー級優勝
須永大護：2023全日本ボクシング選手権大会ミドル級優勝
加藤光：2022アジア大会銀メダリスト、2021全日本ボクシング選手権大会女子ライトフライ級優勝、2023全日本ボクシング選手権大会女子ミニマム級優勝
岸本有彩：2022全日本ボクシング選手権大会女子フライ級優勝
原田美琴：2023全日本ボクシング選手権大会女子バンタム級優勝

歴代全日本ランキング入り選手

2000年度から2023年度にかけて、多くの選手が全日本ランキング入りを果たしています。特に2023年度では、複数の階級でチャンピオンを輩出しており、その強さが際立っています。

主なOB

東洋大学ボクシング部OBには、実業家、指導者、プロボクサーなど、各界で活躍している人材が多数います。特にプロボクサーとしては、世界チャンピオンや東洋太平洋チャンピオンなど、輝かしい実績を持つ選手が多く、その活躍は後輩たちの大きな目標となっています。

主な進路

卒業生は、プロボクサーだけでなく、ボクシングジムトレーナー、自衛隊、警察官、消防士、教員、一般企業など、多岐にわたる分野に進んでいます。東洋大学職員となる卒業生もいます。

OB会

OB会も活発に活動しており、会長には須佐勝明氏、副会長には木村聡秀氏と和田亮一氏が就任しています。OB会は、現役選手の強化やサポートに大きく貢献しています。

まとめ

東洋大学ボクシング部は、その長い歴史の中で、数多くの優秀な選手を育成し、日本のボクシング界に貢献してきました。今後も、その伝統と実績を受け継ぎ、さらなる発展が期待されます。

外部リンク

東洋大学ボクシング部
東洋大学（大学本部公式サイト）
東洋大学校友会
日本ボクシング連盟

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