東浩子

東 浩子（あずま ひろこ）は、1992年5月1日生まれ、岡山県勝田郡出身の日本の女子プロゴルファーである。現在は加賀電子株式会社に所属している。

経歴・人物

岡山県作陽高等学校を卒業。

ゴルフ練習場を経営する家庭に育った影響もあり、3歳という幼少期からクラブを握りゴルフを始めた。アマチュア時代の主な実績としては、2008年の「中国女子アマチュアゴルフ選手権競技」での優勝が挙げられる。

2012年、日本女子プロゴルフ協会（LPGA）の最終プロフェッショナルテストに挑み、首位という成績で合格を果たした。プロ入り後すぐの同年、「LPGA新人戦 加賀電子カップ」に出場し、ツアー競技外ながらプロとして初めての優勝を飾っている。

2015年からは、現在の所属先である加賀電子株式会社と契約を結んだ。

プロキャリアを積み重ね、2017年には年間獲得賞金ランキングで33位に入り、自身にとって初の賞金シード権を獲得した。続く2018年も同ランキングで32位と安定した成績を残し、2年連続でシード選手として国内女子ツアーの主要大会への出場権を得た。しかし、2019年シーズンは賞金ランキング56位となり、惜しくもシード権を維持することはできなかった。

ツアー初優勝に最も近づいたのは、2020年9月に開催された「デサントレディース東海クラシック」である。最終日にスコアを大きく伸ばし、通算15アンダーで首位に並んでホールアウト。悲願のツアー初タイトルを懸けて、当時ルーキーとして台頭していた古江彩佳とのプレーオフに臨んだが、延長戦の最初のホールで古江にバーディーを奪われ、単独2位で大会を終えることとなった。

エピソード

東浩子は、女子プロゴルフ界において存在感を示す1992年度生まれの選手たち、特に成田美寿々、青木瀬令奈、葭葉ルミ、福田真未、香妻琴乃、堀奈津佳といった実力者たちと共に、非公式のグループ「最強アズマ軍団」を結成している。東は、このグループのキャプテンを務めていることで知られる。

「最強アズマ軍団」というユニークなネーミングは、メンバーの一人である青木瀬令奈によって名付けられたものだが、東自身は当初、その名称に対して少し抵抗を感じていたという。しかし、テレビや雑誌といったメディアでの露出が増えるにつれて、グループ名がゴルフファンの間で広く認知されるようになり、話題となる中で「ファンが増えてきていると感じる」と語るなど、次第にそのネーミングを前向きに受け入れるようになった。

ホールインワン歴

LPGAツアーにおけるホールインワンの記録は以下の通り。

• - 2012年11月11日：伊藤園レディスゴルフトーナメント 2日目 7番ホール
• - 2013年8月16日：NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 初日 12番ホール

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